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もはやこれってなんなの?と笑うしかないへき地県境民です。
7月中旬のニュースで知った、”ローカル線苦境”。
北の県内4路線の話です。
(写真下↓↓)
・気仙沼線(気仙沼~BRTバス~南三陸町~BRTバス~柳津/やないづ~前谷地)⇒石巻線の途中駅まで
・大船渡線(岩手との県境~BRTバス~気仙沼~岩手との県境)
一日1キロあたりの利用者数はこの3年間で大きく減少(コロナの影響あり)。
2019年 2022年
・石巻線 1193⇒958(人)
・大船渡線 754⇒572( ” )
・陸羽東線 古川~鳴子949⇒708
鳴子~最上79⇒44(最上は山形県の町)
長年億単位の赤字を垂れ流し続けています。
関東と比べると、 2019年 2022年
・山手線(品川~田端) 1.124.453⇒872.143
・横浜線(東神奈川~八王子) 231.016⇒191.769
・相模線(茅ヶ崎~橋本) 29.379⇒25.972
・久留里線(木更津~上総亀山) 1.147⇒770(関東地方で最小クラス)
JRが基準とするローカル線の”生き残り人数2000人”に比べると遠く及ばず、コロナの影響があったとはいえなんとも恐ろしい数字です。
ある方の指摘では「陸羽東線 小牛田~古川 は3000人超え」らしく、
ならば北海道のかつての札沼(さっしょう)線(札幌~留萌線/石狩沼田が戦後一部廃止で途中の新十津川まで)のように、需要のある区間を残しさらに廃止、学園都市線(札幌~北海道医療大学)として存続させるような方向しかないのでは、と思ってしまいます。
地元自治体(大崎市)では「1000人目標の利活用事業」を立ち上げるそうですが、仮に達成したとしても2000人の半分・・・・・。
ピークから半世紀近くかけて大赤字を積み上げてもなお、経営の「上下分離方式」等具体的に話し合う以前の「鉄路を生かすにはどうしたらいいか関係者で考えましょう(県担当)」という「進み具合」です。
また、大崎市の職員さんに”乗って通勤(イベント)”の呼びかけはあったみたいですが、”駅まで遠い”地方生活の実態に合わない”鉄道”に参加者はほとんど・・・・・。
「通学時を除き車内はがらがらで快適~」の状態が何十年も続く”民営化されたローカル線”。
JR東日本の黒字/大都市圏での稼ぎが長年投入され続け、この先10年以上かかって、いよいよもってバスに転換?
そのバスも乗車率低迷で廃止??
JRのBRT(大型バス)転換後の乗客減少率は下記のくらい、減りました。
本数が増えて便利になったにもかかわらず、です。
北海道の夕張市(札幌までのバスが廃止された)と似たような運命をたどることになるのでしょうか・・・・・。
それとも、土壇場・崖っぷちまで来て、起死回生の解決策はあるのでしょうか?
「駅前にいろいろな店があって利用した」華やかな時代(過去)。
車で訪れる「道の駅」がその役割を担(にな)う時代(現在/都市部を除く)。
今後、
・石巻線(非電化)はディーゼル機関車が貨車をけん引する貨物営業路線なため、今のところ残りそうです。
・気仙沼線はかつての快速リアス号(仙台~気仙沼を2時間で結ぶ)が亡くなりBRTバス区間だけで2時・・・高速バスが全区間で2時間なら、合計3時間半を通しで乗る人は?
・大船渡線は岩手県部分で大きく迂回する”政治路線”で、バスの方が3分の2(時間)で到達・・・。
BRTバス区間は(通学時はそれなり)日中は乗っていて数人です。
・陸羽東線も古川~鳴子温泉はこれから増える理由が見当たらず、鳴子以西は”二桁”(二両に数人?それ以下?)の強烈な光景が待っています。
(33.の写真は鳴子~中山平)
鉄道ファンは「乗るなら今のうち」ですが、「(線が)残っていても、どんどん本数が減っていく/接続しない」等利用条件は厳しくなる一方。
ならば「青春18きっぷ」でいまだ訪れることかなわない北のローカル線をと、この後もくろんでいますがはたして・・・。