先ごろ、昭和の旅で山陰地方の駅弁を書いたら、そのあと偶然にも駅弁をもらいました。
今いる県境はもともと鉄道のない沿岸部。
正確に言えば、今住む場所からだいぶ離れた沿岸沿いを南北に鉄道が走っていましたが「東日本大震災」で壊滅的な被害を受けBRT(バス)に代わりました。
海から山に向かう路線に代わり、幸い今住む場所を走ることになったようですが、肝心のバスに接続する「鉄道」はJR東日本の営業係数(100円を得るのにかかる経費)が1522円と2882円とかんばしくありません。
加えてこのところのローカル線廃止気運開始??の中、いつまで通るのか???全く予断を許しません。
なので、なんとか今のうちに春夏冬の「青春18きっぷ(1日普通列車乗り放題✖5枚組)」を使い、北の未乗車のローカル線を・・ともくろんでいます。
沿岸部のスーパーで「駅弁大会」があったらしく、自分は駅以外では買ったことのない駅弁ですが、「いかめし」をいただきました。
「いかめし」と言えば「函館本線森駅」のものが有名ですが、こちらは「釧路駅」のもので、旭川と釧路の住所で会社が販売しているようです。
沿岸部の釧路と内陸部の旭川。
ホームページでは、各種海鮮弁当が格安で販売されているようで、低所得者の自分でも「おっ!」・・・。
おすすめ商品は、
・サーモンいくらめし980円
・どっさりかき弁当1180円
・どっさりカニ弁当1380円
・花咲かにめし1100円 とのことです。
ちなみに「いかめし」は680円から780円になったようです。
不漁が続くイカ。
いつ頃から材料が中国産になったのでしょう・・・(”/”以下の添加物にも目をつぶり)。
片手に楽々持てる大きさの袋の中に、長さ約12㎝の小さく見えるいかちゃんがふたつ。
10何年か20何年振りか忘れましたが、腹持ちの良いもち米といかのしょうゆ煮をいただきました。
なんとなく”ぶーちゃん(こぶた)”にも似ているような・・・。
ついでに「おすそ分け」のふた切れは、一目見るなり懐かしい「富山のますのすし」でした。
北海道で食べることのなかったいかめしと違い、こちらはかつて北陸で買い求めた味。
押した酢飯の上にあぶらののった酢じめのますは、かむほどに味わい深いものでした。
ごちそうさまでした。
似たように感じる駅弁に八戸駅(青森県)の「八戸小唄寿司」があり、ホームページで40年以上たった今も販売していました(1100円)。
中身は「しめ鯖と紅鮭の押し寿司」で、「付属のバチで好きな大きさに切って」たべます。
新幹線の開通(高速化)や高速バスに負け本数減の長距離特急などで、だいぶ需要が減っただろう駅弁。
八戸駅は他にも「焼きホタテ弁当880円」、新発売「ホタテみそ焼き釜めし弁当(950円)」、「いちご煮めし(うに)1150円」、「田子にんにくメガ弁当(肉)1050円」
などと見れば、やはり食べてみたくなります。
今や車内では「においが・・・」などと言われる/気にすることもある駅弁。
乗車率少ないローカル線でもロングシート(4人掛け・ボックスシートではない)が増え、かなり飲食ははばかられそう・・・・・。
いやはやなんとも難しい時代になりました・・・・・。