三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

梅雨の大雨 突然の断水 No.266

先月、とある週末。
朝方のごう音は大雨の降る音でした。
元々は台風の影響をほとんど受けない”北の地”。
南のほうのスコールや台風による豪雨と違い、”雨音もやさしい”のが定番でした。

それが2日連続で、このところの”地球温暖化?”で発生する”線状降水帯・ゲリラ豪雨”のご指名を受けたようです(県内全域)。

テレビ画面の表示に「県内の鉄道はあちこち一日運休・・・」。
自動車道長距離通行止め・・・」

珍しいなぁと思っていたところ、突然(いつも突然ですが)目の前の「防災無線」が大音量で「大雨の影響で11時から断水します」。
どうやら、山のほうの浄水所に土砂が流れ込んだようでした。
東日本大震災以来の断水。
それまでは30年以上断水した記憶なく、すっかり忘れていました。

あと15分
珍しく、すぐに台所に向かい、鍋やペットボトルに水を貯め始めました。
ところが5分ほどしたところで、急にアウト!(出なくなりました)
10分前か~
確保した水は15Lほど(全然足りない・・・)。

(以前仕事で入手した”いも煮用”大鍋・アルミ製・役立ちました)

市内全域ではなく、合併した旧半島部だけの断水。
急きょ設けられた何か所かの給水所に行く手もありましたが、午後の用事ついでに”お風呂”と給水を・・・。

市のごみ焼却場から出る熱を利用した”お風呂”がコミュニティーセンター内にあり”久しぶり~”いい温度でした。

7L ほど確保した水。
幸い翌日は地区の集会所まで水を汲んだ軽トラックが何往復かしてくれて、バケツ2つと焼酎のペットボトルに合わせて22L
地区の自治会はいち早く動いたようで、飲料水用蛇口付のポリ容器をホームセンターで購入、いくつも集会所入口に並べてありました。

給水再開予定の情報もなく「いつまで続くのだろう?(断水)」という心配。
ところが幸いなことに、お昼前には「ジャ==」とにごりなき水を蛇口から確認することができました。
「給湯器等は一定時間水を流してから使用する」のがいいようです。

「丸一日」の狂騒曲。

給水作業に従事した自治会の役員さん方、ご苦労様でした。

今回わかったことは、
地区によっては、夜まで(一部は翌日も)水がでていた(断水しなかった)
リアス式半島ならではの、長い、高低差のある水道管事情が影響した可能性がある
・「世帯数」の差、「戸数」の差により、「出る」「出ない」にばらつきがある(人口密度が低いといつまでも水が出やすい)
供給再開にばらつきがあり、遅いところは今日中を目指している
(市街地かそうでないかでだいぶ違いが・・)

リアス式海岸・半島

降り続いた雨は、3日後の今日午前にはやむ予定でしたが、午後地面が乾いてきたかと思いきや濃い曇り空変わらず・・・。
今度は深い霧に包まれてしまいました(白の世界)。

”梅雨明け後”の「短い夏のあと長く続くは”戻り梅雨”。
ここまで長引くと”戻り梅雨”ではなく、”今も梅雨のまま”で、「短い夏」は「梅雨の晴れ間(高温をともなった)」だったかと・・・。

日中さえも窓から入る涼しい風(海風)。
朝晩かなり涼し。
それでも日中は半袖生活ですが、いただいて冷やした缶ビールもしばらく”出番”はなさそうです。
ホームパック(2L)のアイス・・・は・・・(やっぱり食べよ)。

追記
浄水場から遠く開通に一番時間がかかる半島先端部。
「同日中」の予定が「翌日午前」になり、翌日の防災無線では「翌日中の開通を目指す」に変更されました。
あくまでも「予定」ですが、今度こそ・・・。