たまに通い出した隣県隣市の屋内プール。
子供用プールとジャグジーが故障/休止中と知り修理予定を尋ねたら、「未定=予算がついたら=だいぶ先のこと」と知る、へき地県境民です。
はたして来年?再来年?
今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。
「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。
7月28日(月)
フランス⇒スイス⇒オーストリアから北上、ドイツ滞在7日目。
(地図と写真はグーグルマップより)
シュトゥットガルト西北10㎞の街ヴァイブリンゲンの友人UWE(ウヴェ・ウベ)の家に何日か滞在することに。
この日も晴れて”連続記録”は7日に延びました。
友人UWE(ウヴェ・ウベ)の仕事はワゴン車で”お弁当の配達”。
といっても主食はパンで白米の入ったものではありません。
各種施設中心に決められたコースを回ります。
アルミ鍋に入ったスープは重いので体力は必要ですが、今は4,5軒が夏休みだそう。
9時から12時半までの3時間で時給は15DMマルク・1230円で一日あたり3690円。
1986年(昭和61年)当時、東京都の最低時給は488円で7.5時間以上働かないと同じ金額にならない・・日本はまだまだの時代。
通貨単位はドイツマルクで1DMマルク=約82円(現在はユーロ)
国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円
35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)
(シュトゥットガルト近郊の町)
ある日、一日彼に同行してみました。
この時期の暑さで”水分補給は全てビール”。
500mlの瓶ビール片手に、一日3Lは下らない・・・(すごいとしか言いようがありません)。
加えてタバコもたくさんスパスパ、、、。
(便せんメモより)「日本なら一日2000円ではきくまい」
肝心の運転はというと、それはそれは慣れたものでした(*相当お酒も強い)。
特に恐怖を感じたわけでもなく、町から町へあちこち回るのは楽しい・・・。
当時は日本もだいぶゆるかった?かもしれない飲酒運転ですが、ビールが本場のこの国では”ゆるさ”のレベルが違いました。
(ヴァイブリンゲン近郊の町)
UWE(ウヴェ・ウベ)の”ゆるい”(*バックパッカーの意見です)仕事のおかげで、仕事終わりにあちこち連れて行ってもらう幸運にも恵まれました。
もしこれが日本なら、”男の半日仕事”は定年退職後か今ではFIRE(経済的自立で早期退職)後のイメージでしょうか・・・。
昼ご飯は買い食い(テイクアウト)が基本で、この日を含め
・ピザ 2.1マルク・173円
・牛乳(小)1.2マルク・98円
・アイス 1マルク・82円
のようなメニューが続きました。
この日の夜。
UWE(ウヴェ・ウベ)の友人のフォルクスワーゲンビートル(*てんとう虫)に乗って訪れた場所はシュトゥットガルトのディスコで、なんと”入場無料”のところでした。
飲み物代は4~5マルク・330円~410円。
それゆえアルコールが飲めない人は格安で利用できました。
通貨単位はドイツマルクで1DMマルク=約82円(現在はユーロ)
国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円
35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)
中央のステージを取り囲むように座席が四方にせりあがっていて、ステージに当てられたライトが"怪しくない"雰囲気をかもし出していました。
(メモより)「ロッドスチュアートなんていう人のステージもある」(*いつのステージだったのでしょう・・・)
当時はヨーロッパのミュージシャンに関心のない自分も今なら驚く名前です。
店の名前が”イギリス”だったからなのか・・・(*彼はスコットランド系)。
(参考写真 こんな感じの暗さ)
店内にかかっていた曲は”スローテンポ”のものが多く、踊っているのは若者に加え中高年まで幅広いのが特徴でした。
音楽に詳しくないのではっきりとは言えませんが、以下の曲あたりがかかっていたかもしれません。
・ABBA ダンシング・クィーン
・バナナラマ ヴィーナス
・ボーイズ・タウン・ギャング 君の瞳に恋してる
・フレッド・ヴェンチュラ LEAVE ME ALONE
・ジプシー&クイーン I WANT YOU BACK LOVE
・ヴァネッサ CRAZY FOR YOU etc・・・
飲んでは踊り、踊っては飲み・・・・・。
(メモより)「ディスコでAM2時半まで踊ってしまった・・・・・」
現在、たまに80年代の曲を流す海外ラジオ放送を聞いて当時を思い出す自分がいます。
ありがたいことに、spotifyでもお気に入りのアーティストが聞ける時代になりました。
曲名を忘れてもその曲を聞けば心沸き立ち席を立ち、中央まで行き踊ってしまいそう、、、。
(シュトゥットガルト近郊 ヴァイブリンゲン)
つづく