三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

1986 昭和の東西ヨーロッパ行 16 国境の町から 国境の街へ Aachen/アーヘン 学食/メンザ  西ドイツ 欧州 No.507

三陸沿岸 リアス式海岸

お盆に首都圏の私鉄に乗れば、先頭が女性専用車両なことを「窓の張り紙」で知り、あわてて隣の車両に移るへき地県境民です(あとで「時間限定」と知っても、なんとなく遠慮してしまう・・・)。

 

今から37年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

4月16日(水)

西ドイツ西部、国境の街アーヘン(地図中央↓↓)からバスで40分、南部国境の小さな町ロエトゲン/レートゲン(2枚目地図↓↓)の友人アヒム宅に居候(いそうろう)・・・。

本日は家主アヒムに誘われて、昼飯を食べにアーヘンの街まで(乗用車で30分)。

途中、ヒッチハイクする人がいれば気軽に乗せ・・・気軽にバイバ~イ!

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipOtI0dTB_sQp2f7dn2wde0DwLUbCwwDo4xMLsM8=w459-h240-k-no

(アーヘンの街 グーグルマップより)

目的地「Aachen Menza/アーヘンメンザ」は誰でも食べられる大学の学食です。

高さと広さのある建物内で多くの学生さんに混じりいただきました。

内容は、

・ハムのソースかけ

・フライドポテト

・フレンチドレッシングがけのレタスサラダ

・オレンジ

面白いことに、フライドポテトを食べ終わったら、ワンプレートのそのスペース(仕切り)に”ゆでたポテト”を分けてもらえるのです(もらっちゃいました)。

さすが”じゃがいも(ジャーマンポテト)”の国。

 

ランチの値段は1.8DM(ドイツマルク=144円、学食価格です)。

通貨単位はDM/ドイツマルク(#ユーロ加盟国は現在ユーロ€)で1DM=約80円

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)にとどまります。

 

ありがたい低価格でしたが、(メモの便せんより)「夕方までに腹が減る」

食後の腹ごなしに街を歩けば、通りは”大道芸人”花盛り。

・道路に絵を書く者

・手動式ジュークボックスを回す者

・背中にドラム(足につけた糸を引っ張ってたたく)、口にハーモニカ、手にギターの米青年 etc....

中には何もせず”施し”を受けようとする者も・・・。

 

途中、0.7DM(=56円)でコーヒーが飲めるスタンドを発見!

”立ち飲み”ですが、中には2杯飲む人も・・・。

アップルパイは1.2DM(=96円)だから、マクドナルドより安い。

 

気が付くと暖かさを感じ、それでも10度を超えるくらいでしょうか・・。

4月中旬、春までもう少し。

 

***スーパーで***

・トマトジュース(500ml/瓶入り)0.59DM(=48円)

・スライスチーズ(10枚入り)1.69DM(=135円)

お酒も安い・・といえども旅は長丁場。

安い安いと言ってあれこれ買い込んで、重いリュックの重量を増やすわけにもいきませんでした。

 

 つづく