(巨大防潮堤内側 震災時津波が15m来た場所 再建築不可で住居の気配はほぼなくなり、いつの間にか不法投棄されたタイヤが・・・)
屋内プールで係員に"失せ物"を訪ねた際、ゴーグルですか?と言われ、"水中メガネ"が古語と知る中高年/へき地県境民です。
幸い、利用者2人の時間帯で"モノ"はすぐに見つかりました。
今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。
「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。
7月4日(金)
フランス⇒スイスから東へ、小国リヒテンシュタインを抜けオーストリア滞在2日目。
(地図と写真小文字の文はグーグルマップより)
この日はリヒテンシュタインに隣接する街フェルトキルヒ(地図↓↓・”テ”付近)から東方インスブルック(地図↓↓・右下)へ移動するも結局・・・。
680年に建てられたというユースホステルでいただいた朝食はたいそうおいしいものでした。
・ドイツ系の中身の詰まったパン
・あんずジャム
・マーガリン
・チーズスプレッド(パンに塗る)
・暖かいミルク付きコーヒー
イギリス以外”食パン”を見かけることはほとんどなく、”酸っぱい”ものやら様々なパンをこの後経験することになります。
(便せんメモより)「思わず(ユースホステルの)絵葉書を買う」
(絵はがき フェルトキルヒ おしゃれなユースホステル 4オーストリアシリング・55円)
駅のコインロッカーは10AS/オーストリアシリング・144円でリュック不可なので「荷物預かり」に行けば、「大ロッカー(20AS)を使え」とつれない応対・・。
「荷物預かり」の方が安いのに・・交渉力のないバックパッカー(*ドイツ語です)。
通貨単位はオーストリアシリングで1ASシリング=約14.4円
国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円
35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)
さっそく、オーストリア滞在中に使うオーストリアシリング(AS)を一度に両替しようと、銀行をあっちこっち探したらかえって頭が混乱し失敗・・。
種類や表示がいろいろあってわかりずらいのが原因でした。
・T/Cトラベラーズチェック受付の紙が貼ってある(*東京銀行OKとか)ところはおそらく手数料無料だった
・出発前に用意したフランスフラン両替で1AS・11.81円で両替
・ ” ” ドイツマルクはフランより強いのに1AS・11.87円で両替
・円はここでも強く1AS・10.53円で両替
(*国境で14.4円)
12時から14時の昼休みも考えながら両替、結局6000円近く割高(損とも言う)になってしまいましたが致し方なし。
今と違い、トラベラーズチェック以外は米ドルやフラン・マルクなどの”現地通貨(現金・お札)”を日本出発前にあれこれ考えて用意したのですが、いざふたを開けると・・というやつです。
(フェルトキルヒのキャンプ場)
幸いオーストリアにもイギリスのスーパーSPARがあるようでさっそくのぞいてみると、(メモより)「お~安い!」「だめだ!スイスの高物価に目が慣れ過ぎた!」
・果汁10%ジュース 5.9AS・オーストリアシリング・85円
・ずんぐりむっくり(形)のパン250g 10.5AS・151円
・スイカ(小)半分 8.8AS・130円
・(日本と違い青菜のような)レタス 3.9AS・56円(*ロメインレタス?)
・ポテトチップス160g 8.9AS・128円
・トマト(小)3個 1.8AS・26円
・ビール330ml 4.9AS・70円
・フルーツヨーグルト250ml 6.9AS・98円
中世の町並みを残した国境の街フェルトキルヒを13時9分に出発。
(展望台から眺める 国境の街 フェルトキルヒの街並み)
オーストリア国鉄(OBB:チーズのような名前ですがあちらはQBB)の車両デザインはオレンジに白(又は逆)で、機関車は赤でした。
車両内部は高級感あふれる”コンパートメント(*ドアがついて向かい合わせに座る小部屋)”で、”開放型(日本と同じ)”も暖色・木目調。
列車は冬場スキー場と化す谷間を走り、それは山に沿って”ゆっくりうねる”感じで、スイスと違いほとんど平地がない・・・。
(メモより)「スイスの高い山山と違い”雪をかぶった山々”は少ないけれど、切り立った”谷間”がすごい」
(沿線の町)
複線化工事中の単線はすれ違い多く、遅れ気味の15時40分、かつてオリンピックが開催された街インスブルック(地図↑↑・右下)へ到着。
インスブルックはオーストリア西部にあるチロル州の州都で、ウィンター スポーツの町として長い歴史のあるアルプスの都市です。また、帝国時代や現代の建築でも知られています。
標高560mの市街地から1本のケーブルカーと2本のロープウェイを乗り継ぐと、標高2334mの展望台まで行けます。
ぜひ冬の絶景をお楽しみください。
今は緑の山々が街の目の前まで迫り、「冬はきれいだろうなぁ」
(インスブルック 街の中心部)
当初はこの街にいくつかあるユースホステルのうち、「1軒だけガイドブックに”キッチン(台所)マーク”が乗っていたユースホステル」を狙いアタックを繰り返すも・・・。
つづく