県で常時1.2位を争う人気の道の駅「上品の郷(じょうぼんのさと)/石巻市」。
ちょうど平日お昼時、久しぶりに寄るアイデアがふと浮かび三陸自動車道を下車すれば、ラッキーなことに残り4個の「ちらし寿司」をゲットできた、へき地県境民です。
(地元お寿司屋さんのちらし寿司 種類豊富で食べごたえあり これで600円 お立ち寄りの際はぜひ!)
今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。
「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。
7月4日(金)
フランス⇒スイスから東へ、小国リヒテンシュタインを抜けオーストリア滞在2日目の続きです。
(地図と写真小文字の文はグーグルマップより)
午後、オリンピック冬季大会が開かれたインスブルック(↑↑)の街にいくつかあるユースホステルのうち、「1軒だけガイドブックに”キッチン(台所=自炊可)マーク”が載っていたところ」に電話(1AS・オーストリアシリング・14.4円)すれば「_?>~!=%%{#&===!!(ドイツ語)」で英語は通じず終了~。
17時まで待ってもう一度トライするも「_?>~!=%=!!」で同じ結果でした。
通貨単位はオーストリアシリングで1ASシリング=約14.4円
国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円
35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)
(現在のインスブルック駅 日本と違い低いホーム)
街中の”i"(インフォメーション・案内所)は17時半で閉店でしたが、駅構内に「ユースホステルセンター」なるものを発見!
”いろいろ聞ける・情報交換あり”という文言につられ入ってみれば、人少々、ドイツ語案内嬢は頼りなくつれない・・(態度)。
東南アジア人に人気がないのか、個人的なものなのか、それとも差別??・・・。
そこで効果を発揮したのが「3週間有効・国内列車乗り放題パス(*例外あり)」でした。
幸いなことに”夜行列車”が複数ルートあるのでトライすることにして、18時46分、20分遅れの急行に乗り元来た道をすたこらサッサ‥。
東の端、首都ウィーン行の夜行列車になるべく西(反対側)から長く乗るためでした。
(途中の町 現在のランゲン・アム・アールベルク)
20時7分、観光地でもなんでもない途中駅、ランゲン・アム・アールベルク(*やたら長い名前が多い)は山の中、長いトンネルの先にあり、一瞬”信州(長野県)”を想い起こさせるも駅のレストランの人はオーストリア人で建物は洋造り・・・。
駅の周りには何もなく、ポツンとある”切手の自販機”は10AS・オーストリアシリング・144円用でスイスと同じものでした。
(便せんメモより)「夕暮れも早くなってきた」
「まわりに何もないのがいいところだなぁ」
21時3分、初めて乗る夜行列車の仕組みはよくわかりませんでしたが、「何本かの急行に”愛称”があり、時刻表が座席に配られている」ようでした。
この列車名は「West-Kurier(クーリエ・西の使者・伝令)」で国内のみの運行。
寝台車と”コンパートメント(6人掛け個室)”が基本で、なぜか”開放型(普通の)”1両だけ途中のインスブルック止まり。
幸い乗客はコンパートメントの中に二人ずついて(*座れた!)、”3人までならイスを伸ばして寝れる”メリットがありました。
23時9分、インスブルックからは一人でも初体験でなかなか寝付けないバックパッカーに、エアコン(冷風)が容赦なく吹き付ける==。
日本なら真夜中は通過しそうな駅でも停車して、それぞれ人の出入りがある・・・。
4時、ついに寒さにたまりかね”シュラフ(寝袋)”を取り出せば”暖かくいい気持ち!”
もつかの間、6時過ぎに起き(いつもの)朝食を摂ればもう乗客万来~!。
後でオーストリアの朝は早い(早朝通勤)ことを知りました。
現在ではなんと!金曜日は特に早く、12時には終業だそうです(#週末を楽しむ国民性)。
6時半、いつの間にか平地を走る列車は通勤客を寄せ、1時間後ついに首都ウィーン西駅に到着しました。
(途中 ウィーン近くの平原 まるで絵画のよう)
(メモより)「この大きな街は駅が分散していて乗り換えにくい」
昔の東京で言えば、行き止まり駅が東京・上野・両国・新宿等に分散していたようなものでした(駅を結ぶ山手線はない)。
現在はウィーン中央駅が玄関口になり空港や優等列車・近郊列車が乗り入れているようです。
(現在のウィーン市庁舎と広場)
ウィーンはオーストリア東部にある人口197万人の首都で、ドナウ川のほとりに位置しています。芸術的・文化的にも名高く、モーツァルト、ベートーベン、フロイトなどがかつての住民です。ハプスブルク家の夏の離宮であったシェーンブルン宮殿など、帝国時代の宮殿が複数。ミュージアム クォーターにある新旧の美術館では、エゴン・シーレ、クリムトをはじめとする芸術家の作品を収蔵。
この街での一番の目的は東欧諸国(*チェコスロバキア/現チェコとスロバキア、ポーランド)のビザ取得でしたが、本日は7月5日、土曜日(*大使館は休み)。
(メモより)「トイレ・個室1回、5.5AS/オーストリアシリング・80円」(*男性の"小"は無料)
ならばと、一般の方なら市内観光のところ鉄道ファンは乗り放題パスを活用し”ローカル線の旅”で、またまた”車窓の人”に・・・。
ところがこの日は想定外の出来事が発生!、”車窓の人”が日中では終わらなかったのです。
つづく