三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 92 数あるケーブルカーに乗り スイス 欧州 No.583

(隣県 名勝高田の松原 震災遺構 奇跡の一本松ユースホステル

 

知り合いの元漁師さんの葬儀で「知人でもない地元国会議員からの弔電」を聞き、「国会議員は金がかかる」理由を感じた、へき地県境民です。

 

今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

6月30日(月)

フランスから越境しスイス滞在11日目

(地図と写真はグーグルマップより)

 

チューリッヒ近く、ツーク州州都ツークの格安ユースホステルで一休み(*連泊)。

一日のんびり近隣を回ります。

 

6月下旬の10日間は珍しく持参したメモ帳に”お日様マーク”が並び、”雲付き”は一日だけ、と”荒天”ならぬ”好天”に恵まれたスイスでした。

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipPhwBVE5PbrXlX-v1yKemG2Is6oNtE3RtTVMVQM=w408-h272-k-no

(ツーク湖とツークの町)

 

3月末から始まった旅。

(便せんメモより)「この3か月間で5本目のペンも途中で折れ”プラプラ”している」

平日、湖を巡る遊覧船は2本と少なく、ならばと街歩きすれば本当に古そうな”旧市街”に歴史を感じるバックパッカーでした。

 

標高420mの町からから558mの町はずれまで坂を登ると、そこから”市営ケーブルカー”が1039mのツーガーベルクZugerberg山までの500m弱を8分で結んでいて、こちらも”半額券”で乗っちゃいました(往復3フラン・280円)

スイス国鉄以外にも数多くある私鉄やバス・船まで半額で乗れる(*例外あり)のでとても重宝したのが1か月有効の”半額券”でした。

 

通貨単位はスイスフランで1フラン=約92.5~100円

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipNMVPnP4STEEGorhx8qdREZewxcGmUMVWggrza1=w427-h240-k-no

(市営ケーブルカー 現在の営業時間:6時26分~23時56分)

 

山頂からツーク湖を挟んで昨日通った湖岸が見渡せました。

今まで唯一無二の大自然が続いたせいか、この国では周りの山にもありがちな景色でしたが、それでもしばし時を忘れ滞在できたのは幸せでした。

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipNGi0nQSyXhIrTsvByfgpuAbiMODTsFp8F0NM7m=w408-h306-k-no

(1039mのツーガーベルクZugerberg山 頂上付近から)

 

今日は月曜。

週の始まりはKIOSK(キオスク・街中のタバコ屋さん)を除き13時半から店が開き、それまでほとんど何も買えないのはいままでの国と同じでした。

そんな中、街中で早目に開いた店をのぞきやっと昼ご飯にありつけたのは14時のこと。

昨日のパンと500ml・120円のストロベリーヨーグルトおいしい!

それにチーズも。

 

何種類かある”フルーツヨーグルト500ml・120円”は自分にとって”ヒット商品”になりました。

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipN0kkO-0_p0HOE4UK9mXNgOwxAnhkQLBrTjl_St=w408-h306-k-no

(ツーク マリーナ)

 

この日は重い荷物を背負うこともなく”完全休養日”になりました。

(メモより)「お金(スイスフラン)も残り少ないので、予定通りに出られそう(*出国)」

この先、物価高の北欧4か国まで物価の安めな国が続くとすれば、唯一無二の国なれど(割高な物価に)早く隣国に行きたい!と思わずにはいられませんでした。

 

 つづく