三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 117 バカンスシーズンのミュンヘン熱 ドイツ No.608

3月、「三陸沿岸の復興事業で半島の港(*267ヶ所あるうちの一つ)の防潮堤・計画から11年で完成」のニュースで事業費は425m・20億円(#1ヶ所です)。

残る市内3ヶ所は事業遅延で未執行の事業費10億8000万円が国に返還され、通常事業では予算持ちで完成のめどが立たないことを知る、へき地県境民です。

現場は「途中で工事が止まっている状態」です。

 

今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

7月23日(水)

フランススイスオーストリアから北上、ドイツ滞在2日目

(地図と写真はグーグルマップより)

 

南ドイツのミュンヘン滞在2日目。

この日、バカンスシーズン有名観光都は観光客で盛りを迎えていました。

 

11時。

市庁舎の時計仕掛けを見ようと集まった群衆は1000人?はいるかと思うほどたくさん!

(メモより)「その熱気、半端なし」

肝心の時計仕掛けは”上下の人形が別々に回る”ものでしたが、”ところどころ人形がない”のは御愛きょう・・・。

 

ところどころ人形がないという、この”ゆるさ”。

是非は別として、日本では許されないことかもしれないと思いながら広場を後にしました。

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipNXRMSDkVwrWuz56dzq7tl0Ia_b9fQheJHIfvtd=w408-h410-k-no

ミュンヘン こちらは旧市庁舎)

 

7月下旬の街にだいぶ暑さ感じ、飲んだのはユースホステルのコーラ330ml・0.8DM/ドイツマルク・65円(*瓶です)。

 

通貨単位はドイツマルクで1DMマルク=約82円(現在はユーロ) 

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)

 

昼ご飯は工科大学のメンザ(学食)に行ってみました。

2.3マルク・190円(他に3.15マルク・4マルクの3種類)のは、

・豚肉のソースがけ

・こした芋

・スープ

コールスロー といい感じでした(*こちらの学食も芋があるのでパンはなし)。

 

この後も節約バックパッカーご用達になりそうな”メンザ(学食)”でした。

ただし、場所を見つけられタイミングが合えば・・・。

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipOwA8q7eizi6OVCSxaAb4CPPvof6Q2PR62-gkFm=w408-h272-k-no

(現在のミュンヘン工科大学

 

午後。

多国籍の観光客で混んだ街中を避け、Sバーン(近郊路線)で郊外へ・・・。

元トラム路線の地下鉄、Uバーン(都市路線)と違い、Sバーンは地下の中心部から地上に出て、さしづめ”中央線の普通列車が新宿から八王子まで行く”ような感覚を覚えました(*実際は違うのになぜそう思ったのか・・)。

 

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(市中心部にたくさんあるUバーン/都市路線の駅)

 

Sバーン(近郊路線)S6(系統)の終点からまで徒歩15分。

湖畔で泳ぐ人々とヨットを暑さでボーっと眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきます。

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipMCOeVjGOG5mUWK9y3iKrCB-_PTf0eJ47vDfKRZ=w408-h271-k-no

(湖 季節が違うので人がいない・・・)

 

帰りがけにデパートで夜行列車での”廊下(通路)寝”の必要性(*可能性)からゴザ(日本と同じ材質)3.95マルク・320円を買いましたが、登山用品やレジャー用品が豊富で安く、このゴザも流行もののようでした。

ゴザはさっそくどこかにでも敷いて、昼寝したい気になりましたが・・・。

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipNk9KVdefTIE7Vn324qGHcpFDc76ve3RNAX2CuP=w408-h306-k-no

Sバーン(近郊路線) S6 沿線の緑豊かな自然)

 

この日の夜。

ユースホステルで会った日本人とビールを飲みにいくことに・・・。

今まで日本人とはほとんど会わなかったことを考えると、”夏休み・バカンスシーズン本番”を実感したバックパッカーでした。

 

街の中心部、ビールで有名な”ホフブロイハウス(ビアホール)”ではそこに来ていた日本人の”高校の先生”・”留学生”・”建築関係の方”と会い、大いに話が盛り上がり記念写真を撮ってもらいました(*フィルムカメラ・後日送ってもらう)。

 

広々としたホールに並ぶ木の長テーブルと長椅子は多国籍の人々で大賑わい。

わいわいがやがや、わいわいがやがや・・・・・・もまた楽し。

もちろん、大ジョッキのビールザワークラウト(酢漬けのキャベツ)、ソーセージは本場の味・・・でした。

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipPdRR51BXGCTVYjW1VNK-48lBw1D_J-KiKrq_go=w408-h544-k-no

(ホフブロイハウス 中庭・ビアガーデン)

 

(便せんメモより)「日本人ワーカーでも1か月間の夏休みを取れる人はいるものだ(学校の先生・建築関係の方も長い)」

社員時代、ホテルマンは最長8日間、コンビニ社員は3日間・・・長期旅行の実現にはやめる以外選択肢はありませんでした。

 

## 日本にはない?流行らない? ##

紙巻きたばこ 50g(50本分)4.2DM~4.7DM/ドイツマルク・344円~385円

 0.7DM/マルク・58円 で巻いてから吸う

 

*日本の「ゴールデンバットのようにフィルターなしなのに、フィルター付きたばこと値段はあまり変わらなかったようです

 

(ホフブロイハウスにて 学校の先生や建築関係の方と前年の夏コンビニで着ていた24時間テレビのTシャツで 

*ご存命の可能性が高いためプライバシーに配慮し修正しました)

  つづく