三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

震災後12年目の道路工事は きれい?な場所 三陸沿岸 No.544-A

12月、ポスト投函された各種広報誌に混じっていた”道路規制のおしらせ”。

このあたり一帯、震災後は港の防潮堤やら河川工事、住んではいけないことになった元の住宅地の整地や付帯する道路工事が行われたようで、建築現場の事務所があちこちにできてはなくなる景色をそばを通るたびに見てきました。

 

つい2.3か月ほど前、広い敷地に平屋の事務所ができて、今度はどこ?(の工事をするのだろう??)とほぼ整備された(★自分にはそう見えます)集落を見渡していたところでした。

おしらせの写真の元家々が立ち並んでいたあたりは全て海水につかり、家庭菜園とイベントスペースになる小さな平屋を除けば”何もない”状態です。

 

 

道路規制区間となる道は、国道45号線から入り乗用車のすれ違いができる程度(6M道路?)で、その先は山に向かって全て行き止まりです。

 

・目的:道路の改良工事(整備)

・期間:12月から3月まで

・請負業者:90㎞離れた県内の自治体から

 

軽自動車で日常的に通ってみて、現在まで段差・デコボコ・穴などの”不都合や傷んでいる兆候”は特に感じられません。

仮に作ろうにも歩道スペースはなさそうですし、なにより道路を通る100世帯もない集落の交通量はかなり少ないと言えます。

 

この場所に限らず”12月から年度末(3月)にかけて増える道路工事”。

当然理由はあるようです。

その為この時期になるとあちこちの一般道で”片側交互通行”。

さっそく県央の実家からこちらまで130㎞の間に何度か”停められました”。

若者の”何でこんなきれいなところをほっ繰り返して舗装し直すのだろう?”との当初の思いはとうに消え、変える力のない中高年は”季節の風物詩”とでも思うことにしています。

 

防潮堤工事のようにリアス式海岸の小さな漁港で4億円(一例)~と書いてあった看板はこの地では確認できませんが、移住者は静かに見守ろうかと思います。

それよりも”深刻”とも言える、国道の幅を狭め事故の原因にもなりうる畳み込むように折れ曲がるススキや伸びきった雑草”はいつ刈ってもらえるのか・・・(*勝手に刈ってはいけない)。

管轄が同じだろう工事の発注者:国土交通省 整備局 河川国道事務所 (出張所) に聞いてみようかとも思いますが、そろそろ朝晩氷点下続きの覚悟が必要ならば”勝手に枯れるか・・・・・”。