網戸のカメちゃん(カメムシ)を見ると、お隣のクモちゃんがおととい捕まえたカメちゃんをチューチューしていたことを思い出す、へき地県境民です。
10月中旬。
知り合いの元漁師さんの家で”戻りガツオの解体ショー”を見る機会がありました。
隣県の漁師さんが朝獲ってきた来たものをわざわざ持ってきてくれました。
お米の袋(茶色)のような”塩の袋”に入れて・・・(*船上で塩を使う)。
袋から出してみると大きく、春先よりも脂がのっておいしいと言われるだけあって”丸々と太っている”。
解体は”家の中がくさくなる”のを避けるため、外で行います。
漁師御殿そびえる広い敷地の外に家がもう一軒(あったりします)。
加えて大きな作業小屋は別にある・・・。
さらに果樹園まで・・・。
”丸々太っているわけ”は、さばいていくうちにわかりました。
(胃の中に消化しきれないたくさんの”いわし”が・・・・・↓↓↓↓)
ぷりぷりしたカツオは見事な包丁さばきで刺身用に四半身4本+頭を含む”あら”に分けられました。
そのうちの1本と”あら”をいただけたのは幸いでした(お返しはさて何がいいのか・)。
作業中に家にかかってきた電話は「”どんこ(魚)”いる?」というもので、「各家庭に冷凍庫が必要」なわけが分かりました。
生鮮の急なおすそ分けがあり、同じものが重なることもあり、食べきれない分を急きょ「保存する必要」が出てくるのです。
その量、時に大量・・・・・。
持ち帰り、さっそく夜にいただいてみると・・・うまい!
これが実にうまいのです。
今年は幸いカツオを複数回食べる機会に恵まれたのですが、うまいのはスーパーで買ったものとは鮮度が違うからでしょうか?
以前よくスーパーで、わかっていてもより安価な”解凍もの”を選んでしまうことがあるからでしょうか??
それとも、脂ののった戻りガツオだからでしょうか???
多めの量を最後の一切れまでうまいうまいと食べることができたのは初めてでした。
沿岸部にご縁ができて初めて知る海のことはたくさんありますが、今だ乗ったことのない漁船に乗る機会は今後あるのか?(*定置網の漁船員募集は年中)
折しも県議会議員選挙の”連呼”がこの県境までやってくる秋。
基幹産業が漁業の街も、水産高校から(漁)船員となる生徒がかなり少ない昨今です。
(卒業した)若者は県央へ・・・。
そして、”戻り"は少ない・・・・・。
(小さな半島のウォーキングロード)