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40年ぶりの「18きっぷ」で さて  青春18きっぷ JR全線 国鉄 No.490-A

先日。

30年来温めていた計画「地元の未完乗の鉄道路線を乗ってみる」をやっと実行する時が来たかと思い、地元の駅で購入した「青春18きっぷ」。

(大まかに言うと)春夏冬の時期発売/JRの普通(快速)列車に乗り放題、5回(人)分12050円の、一日2410円で乗り放題の切符です。

記憶をたどると前回利用したのは若きころ、約40年も前なことに少しだけびっくり・・・。

当時は有名だった、東京発大垣行き夜行列車(普通)に日が変わってから乗り関西へ行き、紀伊半島をぐるっと一周(これまた大阪から夜行列車で)、名古屋から圏央まで戻り、これで2日分2枚(#当時は紙の5枚つづりでした)。

 

周遊券が使えない区間を網羅するにはちょうどいい切符でしたが、その後の生活環境の変化(地方へ引越し・結婚・子育て)で”卒業”・・・していたはずが、当時周遊券がなく乗れなかった地元を乗る考えに至り"復活"。

もっとも、地方ほど今は廃線やら新幹線開業による在来線の第三セクター化で「乗りたくても乗れない」区間がかなりふえました。

それでも今のうち・・・(廃線/亡くなる前に)です。

全国的にJRの「みどりの窓口」が閉鎖(縮小)される中、幸い(奇跡的に?)地元の駅に残っていることわかり行ってみることに、、、。

 

購入当日。

10何年かそれ以上眠る”びゅう商品券(500円券)”何枚かを持って駅に行くと、窓口にブラインドが下ろされ「休憩中(昼)」・・・間のあまりよくない奴にはそんなことも多々あります。

傍(かたわ)らの新幹線指定席を買いに来た北陸出のご婦人も「困る~」。

ただしその間も駅員さんが改札口で到着したポケモン列車の切符を集めていて、なんだか変な感じ・・。

窓口再開後不足分を現金で足して購入した切符が写真のものです。

前回(40年前)とは当然かなり違う・・・・・。

紙製5枚つづりの切符は1枚に。

小さい日付が読みづらく、これでは来年も使えそう?

加えて茶色で印刷された、北海道から九州までの細かい「ご案内」が4枚・・・(一応全部目を通しましたが・・・)。

残りの2枚はなんと「アンケート」と書いてある・・・。

 

(購入当日は使えない切符 発売は7月1日から・使用は20日から)

国鉄時代は注意書き少々」から”例外”や”決まり事”たくさん、”増える一方”へ・・・。

今後も新幹線が開業すれば在来線は一部の幹線を除き第三セクター化され、それぞれに名前(社名)が付き”ご案内”~。

「あ~もうこんな季節か」(駅員さん)と言っていたので、発売開始後2週間経過していても、この夏最初の購入客だったのかもしれません(この地に利用者が少ないことは確か)。

 

廃線のあと、年々増える大規模災害で運休が相次ぎ、これを機会にと廃止(岩泉線岩手県)。

五能線青森県)のように復旧した例がある一方、復旧が決まらない区間米坂線・山形~新潟県・復旧に5年/86億円じゃやばい・・・、津軽線は”話し合いの最中”と待ったなしのはずが・・・)、陸羽西線山形県・2年間工事運休/バス代行)など増える一方です。

 

隣県を含む路線を見てみると、「第三セクターで別料金」「行きはよいよい、帰りはない(戻れない)」「次の列車まで9時間半何しよう(って待てるわけない・戻れない)」。

泊ればなかなか進まないので日帰りが”基本形”ですが、それでも想像以上に隣県も回れない(往復もできない)ことがわかり、一日かけてなんとか設定したルートは三つ(#これでは2日分余ってしまう・・)。

最長ルートなら、”北から圏央まで片道11本の普通列車で13時間”は可能ですが・・・(要宿泊・国鉄時代は片道1~3本で首都圏往復できましたが今はこま切れになりました)。

 

限られたルートをよくよく検索し、都市部と違い距離は伸びずとも「一日有効」な切符で、この夏周辺を回ってこようかと思います。

40年ぶりに・・・国鉄時代と違うJRローカル線の、”最後になるかもしれない風景”をかみしめながら・・・・・。