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お試し移住の結果は さびしい数字か? 広報誌 三陸沿岸部 No.482-A

今月の広報誌(県・市・駐在所・公民館等)は6日、ポストに丸めて刺してあったものを広げてみると・・・(今月は少な目でサクサク読めました)。

 

市の「令和4年度のお試し移住」の結果は以下の通りで、ある意味びっくり、、、。

1年間で宿泊施設(16組20人)と市営住宅(災害公営住宅・6組7人)に泊まった方は合計「22組27人」。

条件は悪くはないと思うのですが、この数です。

うち「1組4人」が移住した・・・年1組が現実であり実績です。

みなさまはこの結果をどう思われるでしょうか?

下の段の「ふるさとワーキングホリデー」は20代の若い人たちを中心に103人が利用したようです。

 

3年近く前(2年8カ月)、コロナの渦中に短期間募集があった「滞在期間1年」の「お試し移住」では「先着順」で市営住宅(災害公営住宅)への入居が決まり、今回二けた「お試し宿泊(3泊~2カ月間)」とはずいぶん違い、トーンはだいぶ下がった気がします。

自分の場合、「ライン登録」していた方にマスコミ発表の前日優先的に情報が流れ先取された”条件”の中、希望と別の場所に決まりましたが、住宅探しに難儀する身には”1年間住めるだけでもラッキー”でした。

当時は家具家電付きではなく、住民票(住所)を移し(=完全な引越しが必要)水道光熱費を含まない分上記より割高でしたが、それでも”募集枠はすぐに埋まりました”ので、現在は”自治体間の競争(誘致)”が激しくなっているのかもしれません。

 

以前、隣県の自治体から移住者へ向けての小雑誌をもらってくる機会がありましたが、比べてみてもだいぶ違いがありそうです。

 

koppasan.hatenablog.com

(★1~4まであります)

「お試し移住」した1年間は、住みながら仕事を探すのが基本で、その間「メールや電話、郵便での連絡・提案等」はまったくなく、サポートは自分から進んで動かないと何も得られない感じでした。

それゆえ、同じ住宅に「お試し移住」した他の3組は1年以内に引っ越すことはできず、もう一年いたようです。

 

県内では県央を除けば”一番メディア(テレビ等)に登場する自治体”と思われますが、残念ながら”日帰り観光地”の色合いが濃く、春先に6万人を切った人口は現在58000人。

広報誌にも載っていた、「これから毎月1000~1300人が減少する」地方都市に住みながら、静かに推移を見守っていこうかと思います。

 

(7月上旬)