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観光客 インバウンドの方は50倍・・・ 外国人価格 日本は 日本も? No.474-A

先週の午後、今年初めて市街地の山でカモちゃん(カモシカ)、三陸自動車道の山肌で3頭のシカちゃん(鹿)を発見!

昼間でも道路を横断するということは、、、。

 

そして先週、目についたのが「RYOさんのツイッター」です。

ヨルダン1年住んで驚いた事🇯🇴

ペトラ遺跡10,000円
ペトラ遺跡200円 ※現地人

あの映画「インディージョーンズ」の舞台となった場所、中東です。

50倍の価格差に「何年か前はそうでもなかった」という声もありますが、観光地あるあるです。

 

 

30年数年前、訪れたバリ島(インドネシア)の道路沿いで営業していた”屋台”で昼食をいただいた時も、

「いくら?」

「1000ルピア(当時100円前半くらい)」(観光客価格)

「ほんと?」

「500ルピア」(現地人価格)

やはり、と思いながらも当然と思い1000ルピアのお札を一枚。

暑い中での食事、おいしくいただきました。

 

当時「500ルピア」のバリ島での価値は、後日出国の際デンパサール空港で出国税(うろ覚えです)500ルピアが必要とわかり、ほとんどルピアは使った後だったので”近くの日本人から恵んでいただいた(2人分1000ルピア)”ほどのものでした。

バリニーズ(バリ人・ヒンドゥー教)は本土ジャワ島のジャワニーズ(ジャワ人・イスラム教)にだまされることもある”正直な人”と聞いていたので、「2倍の観光客価格」は決して高くはない(むしろ安い?)と思ったわけです。

 

一方、さすがに驚いたのは、

ヨルダン1年住んで驚いた事🇯🇴

ペトラ遺跡10,000円
ペトラ遺跡200円 ※現地人  

その差50倍は現実です。

現地を訪れる外国人観光客はもれなく払わなければいけない金額です。

ここ何年かのテーマパークの値上げでディズニーランドは1万円超え、すごい価格になるなぁと思う自分ですが、はたしてペトラ遺跡1か所の見学で10,000円を払う日本人はどれだけいるのか・・・・・。

 

ちなみに「RYOさんのツイッター」には以下の文が続いています。

ヨルダンは

・物価は高め
・観光地多い
・国民の半数以上は難民や子孫
・ローカルビールがある
・羊の生肉食べれる
・落とした財布が返ってきた
・冬は雪降って日本より寒い
・改宗を提案された

 

「外国人価格」は何も今に始まったことではなく、30年以上前は物価が安かった東南アジア諸国で見られた現象です。

物価の高い国の人が安い国に行けば、迎える側が自然に考え付くことです。

 

5月に訪れた沖縄県那覇市の海岸で営業する方から、

「ここを訪れる外国人は(周辺に比べて)割高な値段を気にしていない(#一般論です)」と聞くにつけ、「外国人向け観光地価格」を設定することは商売では自然なことではないか思うようになりました。

”日本で得る収入よりも高い収入”を外国で得ている方々が訪れる、その割合は高くなる一方ならば、「邦人価格」と「外国人価格」を設定するのも自然な気がします。

ただし、「邦人価格」と「外国人価格」を設定することには、ほぼ未経験なだけに”けんけんがくがくの論争/議論”が巻き起こるかもしれません。

 

国内ではニセコを例にとるまでもなく、「外国人価格⇒時給アップ」につながっているのも自然な現象です(ただし、住居費等アップで住みづらくなる側面もあり)。

ここにきて、京都のバスが観光客で混雑し地元民が乗れないことへの対策で「観光客価格」設定の話しも出てきています。

「観光客価格」の設定は「混雑する観光客の抑制=問題解決」につながることは確かですがどうなることか、、、。

 

コロナ4年目、インバウンドを含む観光客の増加は来年以降も続きます。

利用する条件により「観光客価格」「邦人価格」「外国人価格」を設定する時を迎えているのかもしれません。

 

「邦人価格」と「外国人価格」の「二重価格」を設定した場合、邦人の方は”周辺の価格”は知りやすいので比較的対処はしやすいでしょうか。

対処が面倒で金銭的に余裕のある方ならば「外国人向け観光地価格」をその場で選択できます。

 

外国と今後も所得格差がなかなか縮まらないとすれば、”取れるところからいただく”のは大いにアリかと思います。

なにせ、”世界トップクラスのバラエティーに富んだ料理・サービスと安全・親切”が体験できる、清潔な唯一無二の国ですから・・・・・。