三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

全日空キャンペーンでかなった最終訪問 極地行 沖縄那覇 18 お土産は栄町市場のパイナップルで 昭和レトロ No.484

7月中旬。 

藤沢周平さんの時代小説を思い浮かべる"ひぐらし"鳴く夕方。

玄関の扉を開ければ床に5匹のトンボがとまる、へき地県境民です。

 

3月の全日空(航空券)の運賃均一バーゲンセールで訪れた、国内最終地、沖縄。

片道7000円+空港施設使用料500円強で往復15000円強。

”深夜零時発売開始”で早朝までに「1日1便」は埋まっていましたが、幸い「期間を工夫」でGW後に確保できました。

7泊する宿は「Booking com」の”本日の目玉”一人旅向きゲストハウス。

ドミトリー(2段ベットの大部屋)9500円からなぜかBooking comが値引き分を負担して8800円(1泊1260円)。

”安宿激戦地・那覇”ですが評判・実際はお値段以上でした。

行動6日目。

”一日動ける最終日”はいろいろ考えたあげく、人気の”離島の日帰り観光”などを避け、お土産品をゆっくり買いに行くことにしました。

朝、共有スペースで会った地元の方に”アーケードのある市場”はすごいですねと話しをすれば、近くに「栄町市場」があるよと言われ、その気になって・・・。

地図(緑の線)のアーケードのある市場の先、「安里(あさと)駅」を越えたあたりにあるのが「栄町市場」です。

この日初めて”国際通り”を”通し”で歩けば、休み明け・月曜日でもたくさんの観光客がぶ~らぶら・・・。

黒人さんはほとんど見かけませんが、韓国語・中国語(おそらく台湾語)に混じり、大柄の欧米人さんたちがかっぽして国際色は豊かです。

複数の学校の修学旅行生もあちこちの土産物店にいるいる・・・。

道の両側にとてつもない数の土産物や飲食店がひしめいていて、「テナント募集」の張り紙がほとんどないのはなによりです。

 

牧志駅」から小道にそれ、宿から30分以上かかって着いた先にあった栄町市場は「昭和の風景」そのものでした。

入口に垂れ下がる”破れた布の天井カバー”は御愛きょう。

栄町市場は「安里駅」そば、ここにも地元スーパー「りうぼう・24時間営業」が・・(涼しい~)。

狭い路地に”午前10時はシャッターを閉めた店が目立つ”のは、飲み屋さんが多いからのようですが、開かないシャッターもあるのかなぁ?

路地また路地の肉屋さん、(写真↓↓)他の肉店と併せて2軒開いていて、それなりお客さんも・・・。

ツギハギ感ある低い天井がこちらの市場の特徴です。

八百屋さんの店先で野菜を見ても滞在中の分は確保した後でしたが、ふと目に留まったのは「パイナップル」。

高さ15㎝ほどの小ぶりなな「スナックパイン」と「石垣島産」のものは、小ぶりとは言えなんと!「100円と150円」(写真↓↓)。

しかもそれぞれ税込みです。

相手をしてくれたお姉さん(おばちゃんとも言う)「まとまった数が入るのは珍しい」そうで、お土産は即これに決めました。

欲張りなおっさんは「20個ください」。

沖縄の物価は安くはない・北ではもやしが約20円(200g・イオン)でいつも買え売れ残ること、反対に台湾のパイナップルが700円以上する、店は日曜は休んでいることなどを包装の合間に会話して楽しいひと時。

昨日ゆいレール終点てだこ浦西駅から旭橋駅まで歩いた話をすれば「沖縄の人は歩かないよ〜(今や大都市圏以外全国どこでも車です)」。

「葉っぱが付いていた方がいいよね」・・・葉っぱ付きのものを1個1個新聞紙にくるんでもらい、頼んでもいないのにおまけしてくれて申し訳なく・・・・・(断っても断っても・・・)。

当然リュックはずっしり。

 

角の小さな店で「ランチ500円・メニュー(家庭料理)」の看板と、買い物帰りなのか椅子に座る地元のおばちゃんを見つけるも、まだ11時前。

店内には何種類かの総菜も置かれ、これはよさそう(おいしそう)・・・。

荷物を置いて「戻ってくる」ことにしました。

牧志駅」側、国際通りの始まりはこんな感じで観光客が”流れる”のはこの先。

真ん中あたり、「むつみ橋交差点」T字路をちょっと入った「沖映通り」から見ると、「むつみ橋商店街」と「市場本通り」の二つのアーケードのある商店街入口が見えます。

この日も日中は23度で涼しいくらい。

パイナップルで一杯になったリュックと、買い物袋(パイナップル)を手にさげ宿に戻れば、まとまった量は置き場に工夫が必要で、ベット脇に置けば甘~い(におい)。

何かもう少しくらいならショルダーバッグに入るかなぁ?と思い(欲張り)つつ、ランチ目当てに再び栄町市場へ三度国際通りを端から端へ・・。

通りは相変わらず、たくさんの観光客でごった返していますが、起伏ある街で中心部の”平地”を歩くのは楽ちんです。

これでもっと観光客が戻ってきたら、それこそ京都などに並ぶ、国内では最強の観光地なのかもしれません。

などと思ううち、ゆうにお昼時間(12時)は過ぎ、、、。

 

 つづく