コロナ前の2019年5月末~6月中旬、30年店で働いた退職金代わりに、最初で最後の海外旅行(母)。
母の「高い山と高山植物が見たい」という希望で「スイス」に。
[物価高のトップグループ国]でできるだけ費用を抑えながら・・・。
(インターラーケンからシュビーツまで)
インターラーケン駅 Interlakenを出た列車はThunerzeeトゥーン湖
を右に見ながら走ります。
ボートは係留されたまま・・。
インターラーケン駅 Interlaken
で乗った列車は意識せず、見てちょっとびっくりしました。
国際列車の終点は北ドイツのハンブルクで、これから10時間以上かけて走り切ります。
がらがらの車内。
座席には「時刻表」が置いてあり、1冊いただき~。
国際列車といってもこの区間の速さはほかの列車と同じようで、電気機関車が引く10両以上の長い客車はゆっくり、ゆったり・・・。
途中の家にはいろいろな国の旗があちこちに・・・。
Spiezシュビーツ駅で30分あまりの短い国際列車と湖ともお別れです。
(Niesenニーゼンの近く Spiezシュビーツ駅から右下VISPフィスプ駅まで)
地図のSpiezシュビーツ駅から右下VISPフィスプ駅まで約30分はほとんどトンネル区間。
地図に鉄路は・・・(いくら拡大しても)・・・ない。
このような長距離トンネルはオリエント急行のシンプロントンネルほかいくつかあるようです(さすが山国)。
VISPフィスプ駅からはローヌ川沿いを谷に沿って左(西)に。
平地を快調に飛ばすスイス国鉄。
アナウンスはドイツ語主体からフランス語主体に代わり、いよいよフランス語圏です。
(Vispフィスプからシャレの右上の街・Sirre/Sidersシエール/シダールまで)
Sirre/Sidersシエール/シダール駅は言語によりシダースやシデルズと読んだりもするようですが、ともあれ到着!
ここにも2階建て車両が・・(この地方の町のどこにそのような需要があるのか?)
車体の「SBB CFF FFS」のうちドイツ語のSBBからCFFに・・・。
駅構内の観光案内所で目的地Crans-Montanaクランモンタナの宿
までの最適な交通を最低限のフランス語+英語で訪ねると「バス乗り継ぎよりはケーブルカーとバス」という答え。
頂いたこの地域の「1年間の時刻表」を見れば、ふむふむなるほど・・・・。
お礼とあいさつはフランス語で・・は過去の経験から。
遠い昔。
「フランスに来るならフランスのことを学んでから来た方がいい」と誇り高きフランス人。
(ここはフランスではありませんが・・・)
言われたその時「NHKのテレビフランス語会話」で歌っていた女性歌手の名前を思い出し伝えたところ「それはカナダ人だ」。
(カナダ・ケベック州・フランス語圏でもフランスではない・・・)
駅近くのスーパーでドイツ語圏より安い物価に安どし、さらに進んだ先にあるケーブルカー始発駅クランモンタナはおしゃれな感じで、いかにも質実剛健のドイツ語圏からフランス語圏に来ました~。
ドイツ語圏では駅のトイレを「鍵をあけてもらい(開放してもらい)」利用したりもしましたが、こちらは個別ドアの開放に「2分の1フラン硬貨1枚」が必要でした(男子の小便器使用は除く)。
当時、1フランは118円⇒今142円(118000円⇒142000円+物価高)。
当時59円だったものは、今71円、(あまり変わらんやろ・安い、って?)まあそんなものです。
まわりに両替機らしきものはなく、駅でしてくれる??
ベンチに腰掛けてケーブルカーの到着を待っていると、そこに中年の紳士が・・。
席を詰めるとその紳士から話かけられました(英語)。
「日本人かい?」
一見する限りドイツ人(スイスジャーマンも含む)でもなくフランス人(スイスフレンチも含む)でもなく、国外からの観光客だろうそのお方、よくわかるなぁと思えば納得の理由がありました。
つづく