三陸 海 旅 つれづれなるまま

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全日空キャンペーンでかなった最終訪問 極地行 沖縄那覇 12 離島航路 泊港 とまりん No.478

6月末、1500万円配るのに経費500万円? 宮城県予算案に県議会から疑問の声(河北新報) - goo ニュース

県事業では、県内のクリーニング店288カ所に一律5万円、一般公衆浴場6カ所に同10万円を昨年に続き給付する。予算総額2000万円のうち、500万円が委託先の県生活衛生営業指導センター(仙台市)に・・・。

これに対して「民間なら300(200)万もかからない」「県職員がやれる」「294か所私が配ります」等の意見。

ここにも「2カ月もあれば私が責任を持って配ります」という低所得者が・・・(自分)。

 

3月にあった全日空(航空券)のバーゲンセールで訪れた、国内最終訪問地、沖縄。

国内どこでも片道7000円+空港施設使用料500円強で往復15000円強。

”深夜零時発売開始”で「1日1便」はかなり埋まっていましたが、幸い「期間を工夫」でGW直後の5月に確保できました。

7泊する宿は「Booking com」の”本日の目玉”一人旅向きゲストハウス。

ドミトリー(2段ベットの大部屋)9500円からなぜかBooking comが値引き分を負担して8800円(1泊1260円)ほど。

”安宿激戦地・那覇市”ですが評判や実際はお値段以上。

 

日々少しずつ入れ替わる宿の滞在者。

1階の共有スペースは、必然的に”同国人同志”が一か所に固まることになります。

目立つのはイスラエル人・ドイツ人・韓国人・・などなど。

そこに単独のウェールズ(イギリス)人やオランダ人がからみ・・楽しそう。

定宿化しているインドネシア人、ブラジル人は本日のお勤めご苦労様でした。

日本人は・・多くがバラバラでソファーに座っていて、大画面(テレビ)の前の畳に座るは我ひとり・・・。

 

そんな中、長話をしたのは関東出身で30年間那覇市で働いている邦人の方でした。

この30年、”沖縄ブーム”で観光客が押し寄せるようになり、この街は大きく変わったそうです。

豊かになれば(若者たちは)島にとどまり、、、。

ゆいレール(モノレール)以外は車かバスなので朝晩渋滞。

家を引き払い妻子が東京へ移住後、仕事をし宿に滞在しながら東京と行き来する・・・そのような生活もあるのですね。

かりゆしウェアがとても似合い、思わず自分もほしくなりましたが・・・(”仕立て/正装品”です)。

 

5月中旬・行動4日目。

今日は一段と涼しく日中の予想温度は23、歩くには最適です。

この日の朝も”沖縄そば”を(作って)食べ、”ゆいレール(モノレール)一日券”を使い乗りつぶしたい鉄道ファン。

便利な”購入後24時間有効”を生かせば「午前は歩き・午後は乗る」ことができます。

午前、”日帰り”で人気の島までフェリーが行き来する泊港へ。

途中、知らない・おそらく二度と会わない人たちとも自然に”おはようございます”。

偶然、大きめのマックスバリュー裏に見つけた”東日本大震災の写真何枚かと説明文”は場所がわかる身近なものでしたが、まるで遠い異国のことのように・・関心を得るのはどうでしょう・・というほどにひっそりとたたずんでいました。

2000キロは離れたこの地に、きっと津波は来ない・・ことを願います。

 

そのまま進むと、にわかに高い建物と交通量が増えた地域に泊港はありました。

ちょうど10時は出航と重なり、2つの島に向けて船(フェリー)が動き出しました。

長い汽笛はいつ聞いても耳に心地よく・・・。

後ろの船で人気の渡嘉敷島までは70分、往復3300円。

(右の波型の建物はターミナル・とまりん、4つの航路/4つの船会社の乗船券売り場は1階です)

このあたりはテレビの天気予報でよく映し出される場所でしょうか。

それとも、島北部の本部(もとぶ)・鹿児島行きが出ている那覇港のほう?、、。

明るい雲に雨は心配していませんが、それでも折り畳み傘は必携です。

(10時出港、、)

2階のウッドデッキにしばしたたずめば、2隻が去ったすぐ後に2隻のクルーザーがやってきて、”並んで横付け”された船にタイミングよく団体さんが乗り込んで出発~。

貸切りはバスやタクシーだけでなく・・・。

 

あいにくこの日は週末の土曜日。

店やオフィスが閉まり、がらがらのターミナルビルを後にして、沖縄県立博物館・美術館方面へ。

沿岸部や川沿いを除けば、”地図は平地でも高低差あり”の街を歩きます。

”地図では緑”の広い遊歩道の先、まるで要塞のようなコンクリートの要塞(かたまり)が博物館/美術館。

あちこちかなりの数の美術館等を見た過去から、時間をかけて見る場所はまた今度・・。

(右奥は地元スーパーのショッピングモール)

左側の木に隠れた”新都心公園”(写真↓↓)では、たくさんの人が思い思いに時を過ごしていました。

この先、アーチ橋手前まで来ると、右側から聞こえてくるは”三線(さんしん)”の音。

それは、男性が下のベンチに座り練習をする音でした。

とても上手でかなりいい感じの音色に、しばしたたずみ聞きほれる北の旅人。

「弾き語りのある居酒屋さんで飲み物とおつまみ少々・短時間滞在で6000円なにがしだったよ」の話しを一泊二日旅の彼から二日目朝に聞いていたので、なんだか得した気分になりました。

橋を渡り地元スーパーのショッピングモール(サンエー那覇メインプレイス↓↓)に立ち寄れば、当然週末はたくさんの人出。

島内から集結した人気パン屋さんの販売イベントには「最後尾の札」が出るほどの長い行列。

その購買力に恐れをなしたわけではないけれど、低所得者の場違い感からか自然と向かうはあの”アーケードのある商店街”でした。

目と鼻の先”おもろまち駅”ではない、牧志駅方面へ遠回りしながら南下すること小1時間。

あの、総菜屋さん立ち並ぶ商店街まで来てしまいました。

信州野沢菜と並び大好きな高菜を使った「高菜いためと揚げ物の入ったお弁当」(150円)を隣接・高台にある”希望ヶ丘公園”(地図ドンキ国際通りの下・緑の部分)で感謝しつつおいしくいただきました。

いくつかあるベンチで休憩を取る地元の方々。

眼下では、ちょうど何匹かいる野良ネコちゃんに地元の方々がえさをあげています。

食べ終わったら、のんびり草地まで移動してお昼寝・・・(ネコちゃん)。

 

アーケードのある商店街の、密集した経年感ある建物はまちまち、屋根もまちまち、。

そこだけを切り取ってみれば、まるで昭和(の時代)が続いているかのよう・・・。

福岡県北九州市の”旦過(たんが)市場”のように火事が出ませんように。

 

食べ終わった午後は、最寄りの牧志駅から”ゆいレール(モノレール)一日券(800円)”で行ったり来たりが始まります。

それは、鉄道ファンならではの一大イベント(興味のない方は飛ばしてください)。

いくつになっても変わらない、ささやかな楽しみです。

 

 つづく