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健康診断 地域格差 感じる季節 今年も 三陸沿岸部 No.473-B

6月。

市の「国民健康保険加入者向け、健診のお知らせ」が今年もやって参りました。

国が定めた年に一度の健診、の位置づけです。

会社など職場の健康診断とは別のものです。

なぜか「同時に”記載内容がだぶったハガキ”も来た」のは予算が余ったから何なのか???

40歳から75歳未満が「特定健康診査」というらしいのですが、なぜか39歳以下は何というのか市のHPでは確認できませんでした。

ちなみに県央では39歳以下は「基礎健康診査」というようです。

 

三陸沿岸部へ移住するまでの約30年以上もの間、県央で毎年受けてきた「健康診断」は無料でした。

それがこちらでは全く違った条件になりました。

 

「特定健康診査」の費用は1000円(非課税世帯は無料)

追加検査(希望者のみ)

胸部レントゲン検診 40~64歳300円 65歳~割安になります

喀痰(かくたん)検査 50~69歳900円 70歳~割安 (#喫煙歴の長い方)

大腸がん検診 35歳以上500円 70歳~割安

前立腺がん検診 50歳以上1000円

肝炎ウイルス検診 40歳以上800円

骨粗しょう症検診 30・35・40・45・50・55・60・65・70歳の女性 900円

心電図 1500円

眼底検査 1000円

 

ずいぶん違うものだと調べてみると、

これが県央の場合「特定健康診査」の費用は無料

加えて

胃がん検診 無料

乳がん検診 無料

肺がん検診 無料

喀痰検査 無料

大腸がん検診 無料

前立腺がん検診 50・55・60・65歳 無料

 

今年、全部受けると6000円(前立腺がん検診を含む・喀痰検査を含まない)かかる費用が、県央なら無料。

さらに胃がん検診も無料です。

 

今回は今の自治体で胃がん検診の項目がないので調べてみると、

胃がん検診 40~69歳 1800円 70歳~600円

別の日、別の場所で集約して行われるようです。

全部受けると7800円。

 

仮に前立腺がんを除いたとしても、差は毎年6800円かかる沿岸部と無料の県央で6800円

移住する前に健康診断のことまで頭に浮かぶことはありませんでしたが、現実にこれだけの「健康診断格差」が存在します。

低所得者の自分のように「○○○○円かかるならや~めた」という方も一定数(もっと?)いる予感・・・(ちなみに、受けない場合「理由」を書いて郵送する仕組みです)。

 

沿岸部で検診を初めて受けてから3度目の今年。

終了30分前に到着、マスク100%に同調し、待ち時間ほぼなくどんどん進み20分ほどで終了しました。

他の方々が追加検査をする中こちらはスルーしましたが、ついに「薬で血圧を下げる」段階に到達したのか?と、戻って再度計ってみれば最高142(最低は高い)。

1か月後の結果発表(郵送)で”針路”を決める予定です。

 

それにしても、たくさんの係りの方が暇を持て余していたのも3度目の光景でした。

おかげさまですごく親切に誘導していただきました。

きっと終了近くだったからでしょう。

きっと・・・・・。