お盆やお彼岸に行う方が多い「墓参り」。
長年、長時間労働の自営業を営むかたわら、なんとか年に一度はと、県央と県南にある父方・母方の墓を訪れていました。
ほぼ廃業したころ県北(県境)に移住したため、墓参りの条件はさほど変わらず継続できています。
それが実現するのは、決まって冬、よりによって気象条件が一番良くない季節。
今季も2月に「行くぞ!」の決意で「まわって」きました。
県北(県境)の市内の混雑する区間を三陸自動車道で抜ける以外は「下の道」です。
運動会で言えば「万年ビリ」のような12インチタイヤの軽自動車走行。
できれば避けたい(高速道路)・・・。
この時期、朝夕シベリアから飛来した白鳥やガンなどの野鳥の勇壮な姿(編隊)が空のあちこちに見られる、道の駅のトイレ前。
駐車場で簡素な昼ご飯を食べれば、目の前の田んぼは雪にすっぽりおおわれて、いつ吹雪くか待っている状態です。
食後用を足そうとすると、入口に「水道管破裂で使用禁止」の張り紙が・・・。
二つの小便器の水道管に巻かれたヒーターの線などお構いなく、根本からピューピュー噴き出している「噴水」の競演は、マイナス10度以下にもなる内陸部を実感させます。
それにしても、「元栓」閉めないのかな??
(水道代が気にならない)井戸水利用??
すると、隣接する大きなビニールハウスから出てきた従業員さんが入場、しばらくすると出てきました・・・(使おうと思えば・・です)。
(地面が濡れているのは漏水のせい・・・?)
このあと県央の実家経由にすれば、雪の降った翌朝、しっかり雪が・・・。
「遠くないところに山が見え、スキー場まで40分かからない」団地ならではの日常です。
幸い南面に広がる墓地に着くころ、雪はかなり消え拝むことができました。
↓↓写真前方に見えるは「市の処分場の煙突と煙」(★火葬場ではありません)。
持込処分料は100㎏まで1500円、以後10㎏までごとに150円(ベットのスプリングマットレスは2000円)で、大きさ・重さ制限があります。
正月明けから「混んで」きて、ある日は30台以上の車が何列かに並び、1時間近く待ちでした。
(イノシシ注意の黄色い看板がありました・写真)
広い敷地の墓地は、年に一度車を乗り入れるたびに迷いかけます。
入口の地図(↓↓)の右半分はお寺さんの、左半分は市民墓地で、この中のひと区画を目指して坂を登ります。
市民墓地が満杯なことを知ったのはつい先月のこと。
それなり費用がかかってもだいぶ人気のようで、「空いたら募集をする(担当者)」状態なそうです。
1か所目が終わると足を延ばすのは「奥座敷」と呼ばれる山沿いの温泉です。
目的はお土産にする「おはぎ」。
たびたびテレビ等で紹介される、温泉街にある小さなスーパーで爆発的に売れる商品です。
小豆・ゴマ・納豆・きなこ、は昔ながらの材料を使い添加物ゼロ(砂糖は砂糖です)。
「その日のうちに食べてください」とレジで言われました。
その重さと大きさの割にコロナ前まで1個100円(2個から販売)の破格値でしたが、昨年は125円、今回は140円になっていました。
それでもその優位性は不変です。
他に人気の煮物(御煮しめ)などもありますので、県央まで車で来られる方は「話のタネ」に是非一度訪れてみてください。
週末・祝日・GW/盆暮は店の外に行列ができますが、店舗の何倍かに拡張された駐車場が待っています。
(容器一杯の乾燥ゴマに中身が埋まっています・左の食べかけはご了承ください)
ついでについ手に取ってしまった、まぐろとサーモンの「バラちらし(440円)」を食べていると、広くなった駐車場から道路を挟んで、新聞に買収され改修中の旅館が見えました。
創業400年の宿を、あの「大江戸温泉」が「TAOYA秋保」として初夏リオープン予定とか。
それに合わせて客単価もアップ、今までないパターン/料金・2食付バイキングで19000円台からとなるようですが、1年後の来夏はどうなっているかが楽しみです(元宿泊業従事者です)。
(過去2度、宿で食中毒が報じられた記憶・・・覚えているものです・写真)
スーパーにほど近い、温泉街の小さな共同浴場(温泉)は相変わらずの姿。
インフレでも料金300円のままで、ありがたく熱め(44度くらい?)のお湯につかり、居合わせた3人の男性とちょっとだけおしゃべり・・・。
このあと、県南にあるもうひとつの墓参りをし、複数個所におはぎを持参。
道沿いの業務スーパーに寄れば、(自分は)年に一度もない夕方のあちこち渋滞に、毎日皆様方ご苦労様です。
先ごろ、国道4号線バイパスの交差点をまたぐ橋が架けられた大きな交差点(片側8車線)。
このあと開通しても、信号機間が唯一長い約3.8㎞のバイパス(名ばかりバイパス)の中ほどから発生していた渋滞に巻き込まれたなら、渋滞はほとんど解消されない予感がします。
昨年まで喪服を着たのは祖父祖母の4度だけ。
最後は、お墓の横に彫ってある「平成15年 祖母 享年96歳」で、正月明けの"卒業式"はなんと20年ぶりでした。
県北から県南まで運転すれば、「道をゆずる/ゆずられる土地」とそうではない土地が体験できます。
それなり混む中、明らかに曲がれる・余裕あるタイミングなので「手でどうぞと曲がる方向に合図」しても、全部の車が通り過ぎるまで曲がらない場所も複数あり、いつもと勝手が・・・。
なるべく、思いやりや性善説が成り立つ土地に住むのが理想ですが、幸い今いる沿岸部は・・・・・。
今年中に再度墓参りができる生活を目指します。