三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

小学校で「あんばまつり」 は もてなす祭り  No.355

先日、平日の金曜日。

写真館さんからの依頼で、小学校行事の撮影に出向きました(卒業アルバム用)。

昭和の歌のタイトルではありませんが、…九月の雨…を過ぎ晴れマークが続く日は、流れ行く秋の雲を見上げる気になります。

いつも山から海へ流れる雲は、この時期海から山へ、、、。

まず、借りていた本を返しに図書館へ。

開館直後は思いっ切り空いていて、人影は係の方でした。

図書館の建物脇の散歩道は人間もカモちゃん(カモシカ)も、、、。

まだ出会ったことはありませんが、そのうちきっと、、、。

その後出向いた小学校の行事は「あんば祭り」。

港近くに低山(安波山、あんばさん、標高239m)があり、中腹の駐車場から眺める街は街の代表的な景色です。

少子化で、大きな校舎に1年生が2クラス以外は各学年1クラス(になってしまいました)。

他日、隣接する中学校の生徒と話しをすると、中学校もひとクラスずつ・・・・(★街中です)。

 

「あんばまつり」とは、5.6年生が8ヶ所に分かれいろいろな「お店」を出し、4年生以下の児童が制限時間内に店を代わる代わる訪れ楽しんじゃおう!というものです。

校内撮影は仕事のカメラのみにして、敷地から見えた日差しまぶしい青空はスマホで。

上級生が開く「お店」は、体育館ではスポーツ(ボール、マット、バドミントンなど)、教室ではスライム作り、プラ板(絵を書く)、射的(輪ゴム鉄砲)などなど、、、。

元気な子どもたちが制限時間内に次々と場所を変え、各種アクティビティを楽しんでいる一方、5.6年生のお兄さんお姉さんたちはお相手でてんやわんやの大忙し!、、、

制限時間が来るたびに数珠つなぎで次のお店へ移動する、小さな子どもたち。

低学年の子どもたちが寄ってきて作ったモノを見せてくれました。

なかなかよい出来栄えです。

楽しそう〜。

そうして、午前はまたたく間に過ぎていきました(撮影終了〜)。

 

お昼ごはんは、ふと考えたあと高台を下り港まで(朝残り物を入れたタッパーを開け、、、)。

このところ停泊する漁船がまばらな光景が続いていて、この日も岸壁に縦付け(船尾を付ける)ではない横付けの船が近くに2艘。

よく見れば地元の船でした。

何百トンくらいなのか?何の魚をとるのかさっぱり、、、。

一週間後。

たまたまテレビに船が映り(まだ同じ場所に停泊中)、「まぐろ船」とわかりました。

写真館に証明写真を撮りにきていたまぐろ船の船長さんが言っていた、インドネシアのバリ島を通って「インド洋」まで行く船かもしれません。

船に止まったカラスが甲板に降り、何やら物色すると仲間も降りて来て、、、。

そのうち何かをくわえて飛び立ちました(油断大敵です)。

先日とある水産加工場の社長さんと話をしたら、魚が思うように捕れなくても(親会社の意向で)土曜休まず日祝のみ休みだから若い人は働きたがらない、と言っていました。

全休せずとも交代しながら休めばいいのに(★できる)、とも。

欧米では当たり前の完全週休2日制、、、あまりこの地では聞かない休み(制度)を今は意識することのない生活です。

航海の安全と大漁を祈願したのが由来とされ、小学校の行事名にもなる「安波山(あんばさん)」。

○○の魚が今年も取れない、○○も取れない、と言われて久しい今。

今までの海の養殖に加え、内陸部では「鮭の養殖」が始まったようです。

大漁祈願と共に養殖から将来の大量養殖へ、、、、、(取るから育てるへ)。

少しづつではありますが、変わり始めている気がします。

それでも「意識」を変えるのは容易なことではなさそうです。