(10月 気仙沼市安波山/あんばさん山頂/年に一度なんとか登山 遠くは三陸自動車道の橋と大島からの橋 停泊する魚船は少な目)
(小1時間誰も来ない山頂 世界地図 インド洋までまぐろ漁)
スペイン、カタルーニャ州バルセロナにある、建築家アントニオ・ガウディのサグラダファミリア(聖家族教会)等建築物4箇所の入場料が16000円まで上がり、対して姫路城は1000円、金閣寺は値上げして500円、あまりの差額に驚くへき地県境民です。
それでもなおバルセロナはにぎわっていて、オーバーツーリズム(観光客の来すぎ)が引き続き問題に・・・。
ちなみに、大人気の浅草寺は無料です。
今から37年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。
「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。
5月25日(日)
西ドイツの友人宅を出、ベルギーからドーバー海峡を渡りイギリス滞在30日目。
この日はイングランドの中心、学園都市イングランドのオクスフォード/オックスフォード(地図中央↓↓)からウェールズ(西)へ。
10時のユースホステルチェックアウト後、重いリュックで60分歩きコーチターミナル(バスステーション)に着けば、だいぶ”効いた”のか周りの景色に目は行かずおとなしくバスを待つばかり。
その間、エアメール用の薄い水色便せん(*両面)に手紙を書いたりしてのんびりすること3時間。
(便せんメモ)「人出の少ない日曜日(日本のようなにぎわいなし)。これが現実」
14時25分発、ウェールズの首都カーディフ(地図左↓↓)行に乗ればすごいことに・・・。
(メモより)「何がすごいかと言えば、運ちゃんが出すは飛ばすは! 130.140㎞/h出の勢いで抜くは抜くは次々と。抜かれた車は行楽でのんびり」
「たまにかっ飛ぶ車はいったい何キロ出しているのか??(*制限速度は70マイル=112㎞/h)」
好天の中、平原をかっ飛ぶこと2時間(*謎の途中の車庫入りと窓ガラスの水拭きがなければ1時間40分)で5.5ポンド(=1500円)。
珍らしいことにノンストップ(止まらない!)、と思ったら終点近くのニューポート(地図↑↑/カーディフの”ィ”あたり)という街でやっと停車し、そこから10分で終点カーディフでした。
(ウェールズ第三の都市ニューポート 人口15万人 グーグルマップより)
珍しいことに、カーディフは首都にもかからわずユースホステルは16マイル(=25.6㎞)離れていてさようなら~。
幸いYMCA(宿/7.5ポンド=2100円)はありましたが、この際だからと田舎を目指すことにしました(*さらに西へ)。
通貨単位は£/イギリスポンド(#ユーロ加盟国後離脱/現在はポンド)で1£=約270円
国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 。
35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)。
平日ならば1時間に1本あるバスも、日祝は”3分間ならぬ、3時間待つのだぞ~”。
3時間ある・・・それでも街は帰りに回ればよしとしました。
やがて来た2階建てローカルバスに69ペンス(=190円)を払い乗れば、”すごい所”を通ります。
海沿いの遊園地は営業中~。
(現存する バリーアイランドプレジャーパーク グーグルマップより)
ライトに照らされた飛行場では、ちょうどキプロス航空機が空を仰いで飛び立とうとしていました(*キプロスは地中海東部の島国でトルコの南、シリアの西、イスラエルの南東、ギリシャ語とトルコ語が公用語という複雑な歴史を持つ国です)
大きなセメント工場もありました。
ひたすら”草ボーボー”で何もない平原を走ること1時間40分。
ユースホステルはセント・アサン(地図左下↓↓)という村の中心から1.6㎞離れたところにありました。
(メモより)「外をハエが飛び交う」
「隣は”BOYS VILLEGE/ボーイズビレッジ”という名でディスコ大会をやっている」
(ボーイズビレッジ グーグルマップより はたして現存するのか?)
ワーデン/WAEDENと呼ばれるユースホステル管理人は自宅に戻っていたので、そこまで行き受付を済ませたのはすでに21時でした(*あとはご自由に・・・)。
なんと、設備も揃って1泊2.3ポンド(=650円)!!
ロンドン5.1ポンド(1450円)との差がすごい・・・。
宿泊者は休みで来ていたウェールズ男性2人を合わせて3人。
(メモより)「日本ならわかるけど、こちらでは信じられないこの人数!!」
20名以下だったのは、ベルギーのナムールユースホステル以来のことでした。
それほど、今までに宿泊した4か国(ベルギー・ルクセンブルク・オランダ・英国)では団体さんもいて利用者が多かったのです。
はっと気がつけば時刻はもう23時。
小さな家の静けさは心を落ち着かせ、連泊を決めたら明日が楽しみな邦人バックパッカーでした。
食料調達ができず自炊に難のある、明日(月)のバンクホリディ(商店は休み)は忘れて・・・。
(セント・アサンユースホステル 宿泊スタンプ)
つづく