三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 52 ビートルズは飛ばして イングランド リバプール イギリス 欧州 No.543

(10月、岩手三陸沿岸~宮城~岩手内陸間・旧国鉄/JR大船渡線ディーゼルカーが走っていた頃の防備林 BRTバス転換で線路なき今も健在です)

 

トヨタ自動車は1円の円安で営業利益が450億円増加」と知り、その額に驚くへき地県境民です。

加えて、経済対策で消費税減税なしが決定、輸出還付金(*輸出品にかかった仕入れの消費税が還付される)が減らず恩恵を受ける企業とも。

 

今から37年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

5月22日(木)

西ドイツの友人宅を出、ベルギーからドーバー海峡を渡りイギリス滞在27日目。

イングランド北部の湖水地方(レイク・ディストリクト国立公園)から南下、ビートルズの街リバプール経由で歴史ある街チェスターまでバス移動の一日(地図↓↓)

 

湖水地方ユースホステルのあるアンブルサイドからローカルバスで10分、同じ湖に面したウィンダミアという町に着きました(地図中央↓↓)

ナショナルエキスプレス(都市間バス)の切符を確保して、鉄道駅に50ペンス(=140円)で荷物を預けたら1.6㎞先の湖畔まで・・・。

途中まで同行するイタリア人モニカの希望で蒸気船博物館に入れば、伝統的なボートコレクションを見ることができました。

(便せんメモより「確かに古く歴史を感じさせる。100ウン十年前のボート他、水に浮かべて展示もしている」)

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipOeAAU1kCEMx66qf-I2SVzSpU4tqweQqerrSzRW=w408-h272-k-no

ウィンダミア湖と蒸気船博物館 写真と地図はグーグルマップより)

通貨単位は£/イギリスポンド(#ユーロ加盟国後離脱/現在はポンド)で1£=約270円

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)。

当時1.5ポンド(=420円)の博物館の入場料は現在1665円・・。

 

”湖あるところに人は集まる・遊ぶ人あり”。

湖畔にたくさんの人を見ながら離脱して、やって来たバスに乗ればすぐ満杯に・・・。

加えて、運転手さんが重い荷物がある度に後部格納庫に入れるので遅れが発生(*遅れはまいど~)。

 

それゆえ、ダンスの世界大会で有名なブラックプールへの入り口、プレストン(いずれも地図↑↑)へ2時間以上かけて着くころには乗り換えのバスは彼方(かなた)へ・・・・・。

ならば、リバプール経由マンチェスター行で少しでも前進(南下)するしかありません(いずれも地図↑↑)。

(メモより)「平地をひた走れば、太陽がいっぱい

 

臨海都市リバプールはやはり大都会でした。

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipNRff1LiG36DEj4is5L3mm1khcsB-XhIqIdCJEU=w408-h257-k-no

リバプール グーグルマップより)

 

バスが街中を曲がるたび、ビートルズ世代でなくても由来の場所はどこなのだろう?と気になりつつ、到着したバスターミナルで幸運にもプレストンで乗り遅れたバスを発見!!(*追いついたのも、”大都市では停車時間が長い”から?)

急いで乗ればすぐの発車に、大都会もあっという間にさようなら~。

 

(メモより)「海底トンネルもほほいのほい!と、すったもんだで進む」(*何があったのか?今となっては不明です)

40キロもない近場でも30分遅れ・・・もう慣れました。

それでも、先ほどまでの都会の景色から一転、チェスターの歴史ある街並みは救いでした。

(メモより)「一見ドイツ風の建物と城壁が特徴」

緑の中を徒歩30分。

ユースホステルは当然ながら町はずれで、夕陽まぶしい道。

それにしても、重い荷物をしょって男性と変わらずに歩く、たくましいイタリア人女性モニカには関心するばかり・・・。

 

天候不良のスコットランドから南下するにつれ、天気が良好になってきたのも幸いでした。

明日も移動日ならばなおさらです。

温かさも続きますように、、、。

(チェスターユースホステルの宿泊スタンプ 足りないスペースに足された紙で) 

 

 つづく