(気仙沼市安波山/あんばさん 10月 倒木ロードの先にあったのは、、、)
(湾を望む鳥居 震災にもマケズ)
先月、「悲願40年 県内の離島に橋 来年開通」「観光客や水産加工への期待」のニュースで、「総工費170億円 島の人口90人」なことを知った、へき地県境民です。
今住む地元の2000人の島は、念願の架橋後中学は廃校、新入生が3人(昨年春の時点)の小学校も近いうちに・・・。
今から37年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。
「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。
5月29日(木)
西ドイツの友人宅を出、ベルギーからドーバー海峡を渡りイギリス滞在34日目。
本日はお風呂の町バース(地図中央↓↓)から南下して、イングランド南西部の港湾都市プリマス(地図左下↓↓)へ。
昨日バスの切符を買った際「10時20分に乗って」と言われたバスは10時40分に発車。
これでは11時15分発のブリストル発(乗り換え)のナショナルエキスプレス(都市間バス)に間に合わないかと気をもんでいたら、なんと12マイル(=19.2キロ)をぶっ飛ばすこと30分、おとといの半分で着いてしまった(*運転手によりだいぶかたよりがある)。
(ブリストル 1843年製の帆船が海洋博物館 入場料は4101円 上下の写真はグーグルマップより)
通貨単位は£/イギリスポンド(#ユーロ加盟国後離脱/現在はポンド)で1£=約270円
国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 。
35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)。
珍しく”5分遅れ”で発車したプリマス行2階建てバスはやけに混んでいて珍しく”1階”に着席するも、これまた衝撃的に速かったのです。
(便せんメモより)「最高150㎞/hは出ているのでは?と思うほど」
(途中の街 エクセター グーグルマップより)
2階建てバスは途中1か所に停まっただけで125マイル(=200キロ)を2時間半で走り切り、南イングランドの中心都市プリマスに到着。
途中で通った複数の街の混雑を考慮すると、表定速度(1時間に進んだ距離)77.4㎞は驚がくの数字です。
ところが、到着したコーチステーション(バスターミナル)で待ち受けていたのは予想外の事実でした。
わかったことは、
・次の目的地サウサンプトン(地図右下↓↓)まで行くバスは”1本を除き今来たブリストル(地図中央上↓↓)経由”で6時間以上かかる
・なので、希望の”海岸線を行く”は通らない
・なぜか、より遠いロンドンまでは4時間半で値段もほとんど同じ
決断を迫られたバックパッカーはいったんロンドンに戻ることを選択。
午後2時にこの街に着いたというのに、切符売り場・案内所・駅・トイレで時間を使い、スーパーマーケットで回遊後60分歩いてユースホステルに着いたのは午後6時のことでした。
宿の入口にはギリシャのパルテノン神殿のような”入口に高く大きな柱”が4本。
ユースホステルには似つかわしくないような、大きく立派な建物。
本日は幸い宿泊者が10人台かそれ以下か、と予想外(少ない)展開です。
部屋は”27人部屋”で”高い天井と丸窓の”ドーム形状”の造りに、以前は何に使っていたのだろうという疑問が湧いてきました。
時折聞こえる”ゴーゴー”という”DL(ディーゼル機関車)”の音(*ディーゼルカーと違う”機関車音”)。
イングランド南西部はず==っと非電化区間で電車は1両もありません。
いつの間にか弱くなった風と快晴になった夕空を眺めながらしばし物思いにふけてみれば、ユースホステルでは団体さんが今朝も昼食用サンドイッチ作りをしていて、同じような中身で飽きないものだと感心したり・・・(おにぎりと同じようなもの?)。
そのうち今一つ暖かくないのに気がつきました。
国内では南でも欧州では一段階温度が低いような、島国グレートブリテン(大英帝国)。
(メモより)「5月下旬 日中20度を超えるのはいつの日か」
昨夜までと違い、人数少ない”静かな夜”はのんびりと更けていきました。
つづく
*よいお年をお迎えください