三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 80 中央部の山々を越え 第三の都市 リヨンへ フランス 欧州 No.571

 

(県北で一押しの”産直↓↓” 1月 ネギ8本 100円なのにわざわざ袋をかけてくれ・・)

 

正月に圏央の国道(右車線)を少数派の""で行けば、だいぶ前を行く普通車に道を譲られ驚き恐縮した、へき地県境民です。

ゆっくりゆったり走る圏央、対して北(県南〜県央)の"我先(*傾向です)"との違い、、、(*””はいつも譲る立場です)。

"こちらが急がない"とわかると"元に戻り"何よりでした。

 

今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

6月19日(木)

イギリス海峡を渡りフランス滞在16日目。

(地図と写真と小文字の文章はグーグルマップ)

 

古城めぐりの起点トゥール(地図↓↓左)からロアンヌ(地図↓↓右下)経由で東部第三の都市リヨン(地図↓↓右下)へ・・・。

ベルサイユの上・北はパリ)

 

昨日、昼間は歩き、夜はユースホステルで宿泊者同士が大盛り上がりしたせいで”寝不足”なはずが、会社員時代の習慣抜けられず(?)朝早々に起きてしまいました。

 

なんと本日も晴れで、気持ちのいい旅立ちの朝。

 

昨日に続き”付近探索をするという”スイス人の彼女と別れ、11時28分発リヨンディーゼルカー(2両編成)に乗り込めば、1両は1等2等が半々でもう1両は荷物車と2等が半々

彼女が言っていた通り、沿線の景色は山山山が連なり・ここがフランス?というものでした。

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipPAJ6dyBilPNgD8eGencDoFlMytcXwZflbQYtKx=w426-h240-k-no

(沿線)

 

(便せんメモより)「あえぎながらゆっくり登るディーゼルカーはまるで日本のそれのよう」

「トンネルも数知れず」

「その分、下り始めたら速い速い! 時速120㎞/h?でず~と下り」

その間駅も”斜め”なところにあるはあるは・・・。

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipPUC-8wR2xeUYUdY7wL_R4R4xQruBXZhVBl2jA_=w408-h306-k-no

 

大きな、されど名も知らぬ川を左手に見ながら進むディーゼルカー

景色は二重丸、いや三重丸でした。

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipMLekSfZEV6d5TYGDMlosAGdFHn-BNtPpG7ft7f=w480-h240-k-no

(沿線)

トンネルを抜けると、そこは絶景の街リヨン

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipPx8FrnhkMsyWbmgJJNKmrYDew0VofQfH-4-qqn=w408-h609-k-no

(リヨン 旧市街)

リヨンは旧ローヌアルプ地域圏にある都市で、ローヌ川とソーヌ川の合流点に位置しています。円形のローマ劇場、旧市街にある中世やルネッサンス時代の建築、半島のプレスクイルにあるモダンなコンフリュアンス地区などがこの街の 2,000 年の歴史が物語っています。各所にあるトラブールと呼ばれる建物内の通路がリヨン歴史地区ラクロワルースの丘をつないでいます。

 

当時の人口40万前半も今や50万超で今後も増え続けるとか。

地下鉄は3路線。

(メモより)「TGV高速鉄道)の群れを見てしまった 重量感と重厚感」

 

大きな街の郊外のユースホステルまでは6フラン・170円を払いメトロ(地下鉄)とバスの乗り継で。

1時間以内なら乗り継OK”というなんとも便利な仕組みでした。

「新しいけど落書きありの地下鉄と前・中央・後ろから乗り切符を機械に通すバス

キセル”は自己責任で・・(*見つかった場合の罰金は何十倍も・・・)

 

通貨単位はフラン(現在はユーロ)で1フラン=約28円

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)

 

幸いユースホステルは泊まれ、”6人部屋””バー(*お酒)あり”でしたが、こちらも”中身”は”国内の他所並み”で・・・・・。

「トイレはきれいではなく、便座がない

「シャワーもきれいではない」

「キッチンも・・・」

 

例により”ドイツ人グループ”がいて、どこでもカナダ人ここでも・・。

このあたりまで来て、薄々感じる”人種の違い”がありました。

人種は2種類いて、ひとつは東洋人に対して偏見なし”の人。

もうひとつは”偏見のかたまり”の人です。

 

かたまりの人に対しては、こちらも無視するしかありません。

おべっかを使う人や、やたら明るい人も、多言語の壁もあり真意がよくわからず、本気で話そうとする人でないとこちらも乗り気は起こりませんでした。

 

自販機のビールは6フラン・170円でも、スーパーでは3分の2以下で買えるので自ちょうしてしまうバックパッカー

それより、あの”スイス”が目の前でこのあとどうしよう?と次のルートを模索するのに無我夢中でした。

 

*** 気づき ***

・駅の電話機16台すべてが”カード式”で、現金が使えないのでユースホステルに電話がかけられず困った

・郊外のユースホステルの窓から走る車を見ていると、”ほとんど小型車”で日本より中型車が少ない

・バイクも少ない

・”ペダルバイク”が多い(*自転車に原動機がついている)

 

  つづく

 

(リヨン ユースホステル 宿泊スタンプ)