スイス紀行 39 イタリア車両は長いトンネルを抜けて 南スイス Swiss No.312

コロナ前の2019年5月末~6月中旬、30年店で働いた退職金代わりに、最初で最後の海外旅行()。

母の「高い山高山植物が見たい」という希望で「スイス」に。

[物価高のトップグループ国]でできるだけ費用を抑えながら・・・。

 

(スイス南部・場所は下部Andermatt/アンダーマット・アンデルマットの上あたり)

標高1447mのAndermatt/アンデルマットから5キロもない標高1111mのGoschenen/ゲシェネンへ、北へ15分あまりの短い”落下劇”。

 

長いトンネルを抜けて到着した列車は「TRENNORD」と書いてありました。

北鉄道」とでもいうのでしょうか?

「よく見るとそれは「イタリア車両」。

色はスイス車両と同じ」ですが「北イタリアからスイスまで走る・専用車両」でしょうか。

2等車両には「自転車積載OK」の絵も。

 

イタリアからのスイス向け列車・イタリア国鉄の車両

がらがらの中(2等)に入れば「現在地と次の駅」が案内版に表示されていて、これは助かる、より間違いが防げそうでした。

イタリア車両の中・停車中の駅と次の駅が表示されている

路線図を見れば、隣国の「ミラノ中央駅」から・・・・・。

ミラノ空港まで載っている・・。

名のある急行でもなく、「近郊列車」のような感覚で運行されているように感じるのは、北イタリアから賃金の高いスイスに働きに来ている方々の存在です。

その数決して少なくはない(みたい)。

それゆえ、翌年に起きたコロナウイルス出入国にだいぶすったもんだしたようです。

北イタリア・ミラノ中央駅からの地図

(スイス南部・場所は下部ゲシェネンから北へ

走り出したイタリア車両は、さきほどの山岳地帯とはうって変わった「速い速度」で平地を駆け抜けていきます。

湖の入り口まで地名が並び、そこが人が住んでいる場所である(町がある)ことを実感させられます。

やがて見えてきた、有名観光地ルツェルン」まで続く広い湖「ウルナー湖」。

山にいた時とは打って変わって、天気は「快晴」に戻りました。

空の青さと(みず)うみの青さがまぶしい・・・。

車窓から ウルナー湖

ウルナー湖沿いをハイウェイと並走すれば、「時々牛」。

緑豊かな中にも家々が少しずつ増えてきて、だんだん街が近くなる感じ(きたきた〜)。

最大都市(と言っても人口40万人台)のチューリッヒはさすがに交通量のあるハイウェイも、空いている地方ではすこぶる走りやすそう・・・。

車窓から・ハイウェイと牛

途中乗り換えた列車はこれまた国際列車で、思い込みから危うく乗り過ごしそうになり、あわてて列車から降りることに・・・。

大都市チューリッヒを通るもの」とばかり思っていたら、三角形の分岐駅で左に曲がっていくのね・・・(危ない危ない~さらに高い交通費がかかるところでした)。

 

駅構内にある「小さな古本屋さん」はしゃれた感じでしたが、「本は読むものである・(ドイツ語の本は)飾るものではない」と思った古い人間(?)は外から見るだけにしました。

 

次の列車まで木のベンチに座って待っていると、何かもらえると思ったのか、「スズメ」が一匹寄ってきました。

その距離写真の通り、かなりの近距離です。

慣れている」と言えばそれまでですが、実家で日々スズメにパンをあげても「口にくわえたらすぐに逃げていく集団」のとはだいぶ違いがあるような・・・。

「どうしてなんでしょう??」

実家は都市部近郊の立地(分譲から半世紀超の古い団地)でスーパーマーケットが競争に敗れて撤退後、「買い物難民(お年寄り)」がたくさんいそうな場所です。

「イオンのお買い物バス」は通りますが利用する人それほど乗っていないのはなぜ??

複数の猫ちゃんも目が合っただけですばやく逃げていき、一向に慣れることがありません。

のそのそのそ、、、目が合うとピュー!(と飛ぶか走るか)。

スズメがそばまでやってきて・・・

実はかつて北欧の国でも同じような経験(接近)をした思い出が残っています。

テラス席のテーブルの下に落ちたパンくずやらなにやらを、スズメが足元に寄ってきてついばんでいたのです。

気が付かずに席を立ったなら蹴ってしまいそうな近距離です。

イギリス・オクスフォード(都市部)でも食堂のガラス窓からこちらをのぞいている(かのような)「リス」もいました。

 

う~ん、、、(この差は)などと思いを巡らせているうちに、電気機関車がけん引するチューリッヒ中央駅行き近郊列車が静かにホームに入ってきました。

中央駅で違う近郊列車に乗り換えて、1週間前に出た、同じ宿に出戻りです。

 

今度は(駅から)迷いません

はたして、宿のお隣の駅にある「ショッピングセンター内のCOOP」で食料とお土産まで調達できるのか?(前回は”祝日”で休みでした)。

 

そこそこの乗客を乗せた、近郊列車はゆっくり静かに動き出しました。

一気に加速する電車と違い、電気機関車がけん引する列車は国鉄時代の長距離列車(寝台特急・急行・普通)を思い起こします。

電車と違い、どうしても加速・減速が緩やかになってしまう電気機関車+客車。

当然、その分時間が余計にかかります。

オール電化国鉄区間)」の国なのに、電車(運行)がほとんどない・・・

不思議です。

 

奇しくも日本では九州新幹線開業を間近に控え、北陸新幹線北海道新幹線延伸工事も着々と進んでいるようです(リニア新幹線はゴタゴタしているようですが)。

新幹線開通後、それまでの在来線は第3セクター(分割民営)化され路線はずたずたに分かれ(JR+民営・JR+県をまたぐ複数の民営)、聞きなれない民営・路線がわかりにくい日本になっていきます。

 

御国変われば・・・・違うものだとつくづく思うばかりです。

 つづく