コロナ前の2019年5月末~6月中旬、30年店で働いた退職金代わりに、最初で最後の海外旅行(母)。
母の「高い山と高山植物が見たい」という希望で「スイス」に。
トラムに乗って着いたWallisellen/ヴァリゼレン駅は近郊列車も停まる、長いホームの駅でした。
閑散としたホームで、さて宿はどこ?とスイス鉄道のサイトから駅のWifiに接続して明日の時刻なんぞを確認・・・のはずがなかなかうまくいきません。
一時的に「機内モード」を解除したのがまずかった・・・・・。
その間大量のデータがどこぞやの国から贈(送)られてきて・・・・・その通信料(携帯料金)は帰国後判明し「やっちまった!!」のです。
ホームの自販機の値段を見れば、予想通り買えない・・・。
コカ・コーラ等清涼飲料水が3.5スイスフラン=3.5✖118円/フラン=413円。
3年後の今なら円安136円で476円で、日本よりヨーロッパのほうがだいぶインフレがひどいことを考慮すると500円台??不明です。
スナック菓子はスティックタイプで2フラン=236円から(現在の為替レートで272円+インフレ値上げ分?)。
時刻表を見るのは宿にして、ホテルを目指して歩き始めましたが、マンションとオフィス街に人も車もほとんどいない・・・・。
そうでした。祝日でした。
何とかデー(祝日)が「キリスト昇天祭」と判明したのはあとのこと。
信者ではないので”昇天祭?”・・さっぱりでしたが、あるはずの番地に該当する建物がない・・・・・。
あちこち探し回って、通りかかった住人に聞いても「わからない」。
周辺をぐるっと1周も、ない・・・・・公園で一休み。
ところが、探してきたのはなんと母親でした。
日本語以外話せない彼女は、どうやらひたすらホテルの名前を連呼して教えてもらったようでした(すごい!)。
「正解」は通りのずっと奥の、通りから細い道をくねったところ・・・・・(木々におおわれて高い建物が見えない)。
「B&Bホテルチューリッヒ イーストヴァリゼレン」は市内では割安なビジネスホテル(もっとグレードの高い宿に日本人は泊まると思われます)。
日によって5割近くも値段が違う2日間の素泊まり代に2.5✖2フランの宿泊税で、安い日を選んで2万円、ソニー銀行のデビットカード(スイスフラン)で支払いました。
チェックインで割り振られた部屋は3階で窓には目隠しが・・・。
その時は意識しませんでしたが、「空きはあるのに低層階なわけ」は帰国前、2度目の宿泊でわかりました。
まずは時差ぼけもあって、しばし”休憩~”。
高層ビルを宿泊施設にしたような宿は、エレベーターと内部中央にらせん階段が一つあるだけの、災害時避難に難儀しそうな作りで、事前に知ることはできません。
体力回復後、食料調達に周辺散歩に出かけましたが、これまた”祝日”の洗礼を受け・・・。
買い物でにぎわう日本と違い、”祝日”はなにかとヤバい一日になりました。