三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

沿岸ウォーキング リアス式 スカイライン 海風があるかないか No.169

ヤフオクヤフーオークション)の発送を郵便局で終えた帰り道、リアス式海岸の尾根のくねくね道を歩いて戻ります。
やがて、山肌にこのあたりのお寺さんの墓地が見えてきました。

整然と並んだ立派な墓石が印象的です。
そこには、管理する人のいなくなった、空き家ならぬ「空き墓地」はないようにも見えます(おそらくないです)。
また、墓石の大きさが(ほぼ?)統一されているのも特徴です。
地図のようにある程度平坦にも見えますが、墓参りするためには、尾根から「くねくね坂」一度下の本堂まで降りてから山を登ることになります。
そのため、高齢者が墓参りする時は和尚さんに断りを入れてから上まで車で登るそうです。

先週・今週と3往復目でも国道沿いのゴミはいくらか増えていたので、今回はたばこの空き箱(メビウス・エクストラライト100S )他をポケットに押し込んでおしまい~。

無料高速道路の開通に先立ってトンネルが使われました。
一時、国道45号線は旧道とトンネル経由に別れ(写真の左)どちらも通ることができましたが、高速道路開通で新しい出入り口(写真右)の使用開始と共にトンネルへの誘導路は閉鎖されました。
閉鎖された広い敷地は資材置き場にしては余りあるほどの空間です。
(左側です)
(奥がトンネルです)

海沿いの道は潮の香と潮騒の音。
海風があるかないかで体感温度はだいぶ違います。
夏涼しいのは◎(助かります)。
霧の日が内陸部に比べ多いので運転には注意が必要です。

坂の下の集落に戻れば、時間がかかりそうな河川の護岸工事が行われています。
震災12年目の「工事」が予算がある15年目まで続くのか、もっとなのか・・・。
人の住めなくなった、少ない平地や川を整備したあとに残るもの(景色)は、コンクリートで固められた川と何本もの舗装道路と建物もない平原なのでしょうか・・・・・。

(奥は海・奥の山は隣県の半島です)

数少ない平地(低地)の周りは写真のようなくねくね坂が定番です。
下の方は奥まで水が来たそうです。

自転車に乗る人を街中以外ほぼ見かけない理由がこれです。
どこへ行くにもアップダウンが続く道。
実家の倉庫に残してきたマウンテンバイクは、いつ乗れるのか・・・。
乗る気はあるのですが、歩道のない空いた国道で万一車と接触事故を起こせば、残り多くはない人生”詰んでしまいそう”なのでやめておこかと思います。

平地に建立された震災慰霊碑によれば、この地区で40名の方が犠牲になられたようです。
約100世帯ということなので、かなりの割合です。

内陸に切り開いて造られた台地の家に戻るだらだら坂で1羽のつばめを見つけ、もうそんな季節(到来)かと驚き。
と思えば甲高い鳴き声は2羽のキジ。声に続いて飛び立っていきました。
セキレイも心なしか、逃げることなくのんびりしています。
3㎞ウォーキングの道すがら、楽しい午後・幸せな時間に感謝です。