三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

沿岸ウォーキング 1 台地から No.153

f:id:koppasan:20220404090645j:plain
朝もや あさぎり(かつての小田急ロマンスカーから)の
朝、ソファー前のこたつに座り外に視線を向けると朝もやがかかっていました。
時々水墨画のような風景が広がります。
窓枠をフレームにして・・・。

沿岸部への「お試し移住」期限1年ちょうどで引っ越して、2か月がたちました。
引越し後の整理は30年の自営業で扱った品々も一緒に・・・。

先日、やっと海の方へ歩く機会に恵まれました。
ヤフオクヤフーオークション)で中断した出品物を精査して再出品して落札された分の発送がてらです。
最寄りの郵便局まで坂を下りて登ってリアス式海岸のくねくね道を進むこと3キロ弱の道のり。
送料を入れても1000円に満たない落札代金なので、車を動かすよりもウォーキングなら一石二鳥だぁ!

ところが当時はあいにくの曇り模様。
雨の確率は午前60%・午後80%らしい・・・。
お昼まで戻って来れるよう、それでも行くしかない・・。
荷物は封筒ひとつ。
f:id:koppasan:20220404141221j:plain
震災後できたであろう、山を削ってできた台地からなだらかなを下ります。
毎朝、小中学校の児童生徒がこの坂を下り、津波が来た下からスクールバスに乗り、半島の学校へ通っています。
f:id:koppasan:20220404141247j:plain
震災12年目。
現在は護岸工事が続いていて、工事現場が見えてきました。

f:id:koppasan:20220404141315j:plain
(遠くの山沿いに無料高速道路が走っています)
川の中はこんな感じ。
f:id:koppasan:20220404141338j:plain
小さい川なのでコンクリートにおおわれていてもあまり恐怖は感じなくなりましたが、初めてコンクリーをでおおわれた大きな川を見た時は、「ころりん」したらどうなるのだろう(止まるかな)??と思ったものでした。

平地に達して建設現場の事務所があるあたりで、向こうから児童が一人やってきました。
「こんにちは」。
このあたりでは100%あいさつします(先月、島の小学校の卒業式で外掃除していた小学生が一人もあいさつしなかったのが不思議なくらいです)。
表の国道45号線が見えてくれば右折、今度は登り坂です。
すぐそばの港は見えません(また今度)。
低く垂れこめた雲はそのまま・・・。
 
 つづく