2月、親の引越し処分品で見つけた見慣れぬ「スイートコーン」。
よく見るとあの丸いマーク/ロゴ(三越)に当時なら遺伝子組換えうんぬん気にしなくて済んだ?と思う、へき地県境民です。
驚くことに、中身は変色もなくいやな匂いがしませんでした(だからと言って食べてはいません)。
今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。
「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。
7月10日(木)
フランス⇒スイスから小国リヒテンシュタインを抜けてオーストリア滞在8日目。
(地図と写真はグーグルマップより)
ザルツブルク(地図↑↑・中央)のユースホステルに荷物を置いて(連泊)、久しぶりに重いリュックから解放されたこの日。
ほとんどの観光客が旧市街と新市街を目指す中、湖が点在する近郊のローカル線を乗り継ぎ私鉄(保存鉄道)で湖(地図↓↓・右の大きいやつ)まで往復してきました。
(便せんメモより)「5日連続の雨に傘の店は見かけず壊れかけた傘を使い続ける」・・今なら”人に聞けばいいのに”と思うばかり・・・。
当時コンビニやホームセンターはなく、スーパーは食品スーパーのみでした。
広場で開かれていた”市”は”植物市”・・(食べ物や傘には関係ない)。
10時発の急行で東へ30分。
山国の中でもスイスのように高く険しい条件と違い、比較的なだらかで穏やかな景色が続くオーストリア。
(ローカル線沿線の湖)
(沿線 一見フランス、されど近寄ると家の形が明らかに違う)
道路とルートが違い鉄道は東北部のフェックラマルクト(地図↑↑・右上)まで進み、ここから私鉄(保存鉄道)で湖まで14㎞を狭軌(1067㎜・JR在来線と同じ)で40分。
かなりゆっくりなのは駅の多い私鉄(保存鉄道)ならではでした。
(メモより)「おっと!チンチン電車がいる!」
「それは木造の超おんぼろで東欧のそれにも劣るとも勝らない」
バカンスシーズンゆえか、ちょうど本日は”特別列車運行日”で、なんと”レストランカー付”とは・・・(*総延長14㎞です)
「まるでファン感謝デーみたい」
(途中駅)
途中に踏み切りはあれど”(遮断する)棒はなし”。
なので、警笛ファンファン~曲がる鉄路を右に左にノーロノロ・・・。
よくも古い車両を保存するものだと感心するばかりでした。
(私鉄 ローカル線 終点 今でも営業/左のような古い車両は今も健在なようです)
(終点の湖)
終点の先、湖まで下りてみると、このあたりの湖群の”親分肌(*大きさで)”は周辺に複数のキャンプ場はあるは人はいるは、雨の中・・・(*さすがバカンスシーズンです)。
ヨットや小舟もたくさん・・。
(湖畔のヨットハーバー)
バカンスをのんびり過ごすヨーロッパの人々に優雅さを感じながら、のどかな景色に心はなごむばかりでした。
帰りの列車も”とことこ”で、なんと!”運転室が出入り口”とは・・・。
昨今お騒がせ/一部問題になっている「撮り鉄」はこの地で見かけることはほぼありませんでした。
オーストリア国鉄線に戻れば、ここでもまた”車内検札(切符拝見)”。
時々”パスポート拝見”もあり、ここに来て急に厳しくなってきました。
まさに夏のバカンス(旅行)シーズン/お祭り本番です。
(メモより)「雨は降り、止み、降り、止み、降る」
「やっと見つけた傘は2000円以上するのでどうしよう」
## 気づき ##
・オーストリアの流行なのか女性の服は他国と違い、”ショッキング”オレンジ・ブルー・グリーンと決まっているかのよう
・アメリカ産のたばこは各国で見かけても、やはり日本産はない
(ザルツブルク ユースホステル 宿泊スタンプ ドイツ語で"若者のゲストハウス"も、小学生の団体さんからカップル、家族連れ、高齢者までたくさんの国の人々に利用されている)
つづく