グラフを見れば自己防衛の必要性を強く感じる、低所得へき地県境民です。
さてどうしましょう、、、。
今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。
「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。
6月24日(火)
フランスから越境しスイス滞在5日目。
(地図と写真小文字の文はグーグルマップより)
西部レマン湖沿いのジュネーブ・ローザンヌから、名も無き東部の町シオン(地図右下↓↓)でこの日は一休み。
フランス語圏のシオンは、スイス南部、ヴァレー州の州都。ローヌ川左岸に位置している。スイス有数のワインの産地で、ヴァレー産ワインの集散地となっている。ドイツ語名はジッテン、ラテン語名はセドゥヌム。
(谷間を挟んでくねくね道路 底に幹線道路 山の赤線はゴンドラリフト)
当時はほとんど日本人に知られていないこの町で、バスに乗り見知らぬ山の中へ行こう! と10時20分発で28分に来たバスに乗り込もうとしたら、(運転手さん)「切符は郵便局で買いなさい」。
バスは黄色い、ラッパのマークの”郵便バス”でした。
あせって郵便局へ行けば、”人の列”・・・買えない。
とうとう”おくりびと”になってしまいました・・・・・。
(本数少ない)バスがだめなら町中があるさ。
歩け歩け~!
(シオン 建物はフランス語圏の色)
(便せんメモより)「岩山は道路にせり出し、畑の中にあり、ボコボコ」
「飛行ショーがあるのか?近くの飛行場では飛べや降りろや、”二枚羽根”からジェット機まで飛び交っている」
岩山からのんびりそのさまを見ていると、おもちゃか何かがこちょこちょしているような、何とも言えない感じでした。
町のシンボル、2つの城へはどちらも徒歩10分。
片方に行けば、”崩れてる”・・。
これまた行けば”崩れ放題”の教会の、風吹く岩山から町や遠い山並みをしばし眺めれば、2700m~3000m級の山の頂を時折雲が行き交うことはあっても、基本は”白雪・みぞれ模様”でした。
(城跡と言うべき城)
岩山から遠くの岩山を見、遠くの山の中腹にへばりつく村並みを見、谷間の町を見ていると、つくづく山国を実感するバックパッカーでした。
(メモより)「植物も日本のそれとはだいぶ違う」
(谷の両側は3000m級の山が連なる)
スーパーで食料を足し(*備蓄)、夕食は”レバーいため(*肉類では一番安い・それでも100gやっと200円切りくらい)・ゆでたカリフラワー・きゅうりの塩もみ・ごはん・スープ”で久しぶりの満腹定食、ごちそうさまでした。
この町がワインで有名なことなどつゆ知らず・・・(*バレー州はワインで有名)。
ふと気づけば「今日も団体」・・・(*相部屋)。
その夜も喧騒(けんそう)はあっても静寂はなし、を覚悟するバックパッカーでした(#厳しい〜)。
つづく
(スケッチ 城からローヌ川沿いのシオンの町 両側は3000m級の山々)