三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 66 再パリで観光 人並み?に フランス 欧州 No.557

(昨年12月 三陸自動車道に主役の座を奪われ閑散とする国道45号線 経年劣化の歩道 一日何人が通り、直す予算は直す気は・・)

 

知り合いが出た先月の送別会で7人テーブルに少ない料理が6人分(箸もコップも取り皿も6人分)。

「予算(1人7000円)の都合(係員)」の応対に競走のない地方都市を実感する、へき地県境民です。

 

今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

6月5日(木)

イギリス海峡を渡りフランス滞在2日目。

(地図と写真はグーグルマップより)

港町ディエップに上陸後、ノルマンディーの中心都市ルーアンに途中下車、パリを目指します(地図↓↓)

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipOF_5lmHCqkkgY5yLBQLbDC3zMX_MWC1uFFyAiW=w408-h306-k-no

セーヌ川沿い ルーアン 展望台から)

 

ルーアンユースホステルの朝食は、

・長さ約20㎝のフランスパン

・バターといちごジャム

・ミルクとコーヒーを混ぜ合わせ4杯分?のカフェオレ(*量が多い) 

で、コーヒー(カフェオレ)のうまさが光りました。

もちろんパリッパリのパンも・・・。

 

宿で知り合い一緒にパリへ行くことになったアメリカ人男女と駅へ向かう途中、静かに佇(たたず)む教会は、”1914~1918、1938~1945”の石碑と複数の弾こん痛ましい姿を見せていました(第一次と第二次世界大戦)。

ガイドブックには、「度重なる空襲で歴史的建造物の大半が焼けた(ルーアン)」。

 

8時52分発「コーラル」という名の急行はパリまでノンストップ。

高低差少ないのどかな大陸の風景を見ること1時間15分、パリ・サンラザール駅(写真↓↓)に到着。

北駅東駅などと並び中心まで乗り入れている駅の一つです。

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipMy4HZhrpN_FdhftUiNK7XgkAxMbCcmC0iZWuDw=w408-h306-k-no

 

駅の荷物ロッカー代は3F(フラン=85円)。

単位はF/フラン(現在はユーロ)で1フラン=約28円

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)

 

宿はセーヌ川に浮かぶノートルダム寺院のあるシテ島を渡った先、サンミシェル界わいに確保(地図下↓↓パリの”P"左あたり)、トリプル(シングルベッドが3つ)ルームが188フラン(一人63フラン=1700円)、今では考えられない素泊り料金でした(*ロンドンはB&B=朝食付き2600円~)。

徒歩圏内に有名処が多数あり、立地は言うことなし。

 

午後、さっそく訪れたのは、当時”ルーブル別館・印象派”・現オランジュリー美術館です(入場料25歳まで10フラン=280円は現在2034円に)。

ゴッホゴーギャン・モネなど印象派の作品を興味深く拝見・・・・。

上記画家さんたちの作品はヨーロッパのいたる所で見られることを後で知ることになります。

 

エッフェル塔は歩いて704段の階段を登り2階までにし、さらに上まで行くことはありませんでしたが、ほぼ快晴の空の下、高さ115メートルから360度広がる眺めは抜群!

(最上階は高さ276メートル/82階換算・階段では704+1665=2369段!)

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipMzTd_KByeLHCZyaHs8AFlvmhFZxyAY_VJ9WbV8=w408-h254-k-no

(便せんメモより)「古い建物群の中に高層地区やモスクまであり、だだっ広い」

”東京の比ではない”と感じたのは、湾の分が削られた東京と全方位に建物(陸地)があるパリの違いだった気がします。

「歴史的建造物が多すぎて、何が何だか周りはごちゃごちゃ」の印象を持ったようです。

 

シャンゼリゼ通りから凱旋門(がいせんもん)を遠くに眺め、宿まで戻れば午後7時。

夕食はバーのようなところに入り、頼んで出たのはサラダ(30フラン=840円)+サービス料4.5フラン(=130円)!でしたが、これでビタミン補給はOK!!と自分を納得させ・・・。

外に出ればクレープ屋さんの屋台がいて、5~12フラン(=140~340円)と種類がある中、”●●&COCO”(ココナッツ・7フラン)は甘~いクレープでした。

 

同行する米国人2人は仲良くやっているようでなによりなにより・・・。

(メモより)「しかして会話にはとてもついていけない 大阪弁と同じくらいの速さか?」

「トイレ共同・なんと!シャワーがないので居心地は・・」

「さりとてユースホステルは遠く、近いところは定員少なく常に満員・・・」

それでも格安宿に連泊するしかないバックパッカー3人でした。

 

 つづく