三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

デマンド交通 実験の結果は やはり・・・ 地方都市 予約制乗合タクシー 三陸沿岸 No.556-A

今年は正月不在中に来るはずの年賀状が来なかった、へき地県境の「不届き者」です。

そのわけは不明ですが来年はポストに鍵が入り用か、、、(郵便局に調査依頼は出しますが多分・・・)。

 

三陸沿岸の地方都市で長年大赤字の民間バスに代わる「デマンド交通(予約制乗合タクシー)」の実証運行が昨年10月から始まり、2カ月間の結果が出たようです。

 

#条件は以下の通りです。

停留所は81か所

・3ルート

・第一弾は3月まで、令和6年度中に第二弾

・運賃は200円~1050円(区間人数による

要事前登録(市役所や各公民館で)

・利用前にタクシー会社に電話予約

・時刻等は市役所に要問合せ

 

(一日2〜3本の民間バスのバス停を使用)

 

他所と比べると、ごみ行政と同じように「やり方」は千差万別です。

 

#2カ月間の登録・利用状況は紙の通りです。

2004年8500人だった旧町の人口は昨年/2023年11月末時点で5300人あまり(*38%減)。

・運行本数:一日7往復(*14本)

・運行日:日曜を除く週6日

・登録者数:286名

・利用者数:延べ280名

 

総運行本数:(14✖6✖4✖2=)672本で280名、は予想通りなのか予想以上なのかそれとも・・・。

赤字を補填(ほてん)する、年間経費(公費)はいかほどか・・・。

 

特徴としては、

「日曜はだめよ」

「平地少ない、高低差あるリアス式海岸で家の前ではなく停留所まで往復/たとえ重い荷物があっても急な坂道は少なくない」

「朝と夕方以降は運行なし」

「行先限定」

「料金はタクシーよりは安いけど、既存のバス路線に停留所を増やした感じ(*概ね)」

 

 

地方都市では「流しのタクシー」は皆無(*パチンコ屋さんで待機してます)で電話で配車を依頼するのが常のようですが、街から半島部までは距離があるため利用しずらいためか、タクシーはほとんど見かけない乗り物です(*昼間でも4000円~5000円いっちゃうので夜間飲んで帰ったら・・・・・自分には到底不可能です)。

 

ライドシェア論議が盛んになってきた昨今。

Uber(世界中で)/Lyftアメリカ中心)/Grab(東南アジア中心)/Ola(インド中心)/ほかに中国のものも・・・。

コロナ前のオーストラリアで聞いたところ、タクシーの約6割台くらいの料金でUberを使っていると現地日本人店員さんが言っていて、宿の玄関にも普通乗用車の姿がありました。

 

日本でのライドシェア実現にはいくつかのハードルがあり簡単ではないようですが、公費投入されずにうまい道があればいいなと思うばかりです。

 

コロナ5類後の地域でのマスク着用率の差と同様に、たとえ地域により「なじむ」までの時間差があったとしても・・・・・。

 

(多くの家々は国道45号線から上か下か・・・海岸や小港までは急な坂道)