昭和40・50年代、旅する若者の間に君臨した宿、「ユースホステル」。
1泊2食付2000円台まで(一時期)でしたが時代が変わり下火になり・・・。
当時利用した宿のその後をたどってみると・・・。
今から42年前、昭和55(1980)年3月~4月 春休み 北海道周遊券(20日間有効)を利用して翌年に続き北の大地へ・・・。
当時、周遊券は「普通・急行列車自由席乗り放題」でした。
函館本旭川駅下車 約3㎞ちょっと 徒歩で
「伊の沢スキー場(現伊ノ沢市民スキー場)」内にありました。
スタンプは「スキーができます」そのもの。
一度閉館、建て替え後再オープンするも現在は介護施設に。
氷点下10度を下回った夜、風呂に入ったすぐあと(なぜか)外を歩いたら「髪の毛が凍ってパリパリに」びっくり!
当日「留萌本線」の「留萌~増毛」を乗って旭川に泊り、翌日、電車で深川まで戻りローカル線の中のローカル線「深名線」で名寄まで(ここからはすべてディーゼルカー)。
「留萌~増毛」間は2016年に廃止。
「日高本線(苫小牧~鵡川)30.5㎞」と並び短い「留萌本線(深川~留萌)50.1km」です。
翌日乗った「深名線(1995年廃止)」幌加内町・朱鞠内/しゅまりない駅は雪深さで一面白の世界。
駅前に人っ子一人おらず、歩いてみても音はなく・・・(シーン)。
朱鞠内発名寄行きは5人のお客さん。
最後は貸し切り・・・。
続いて名寄の北にある「美深/びふか」駅から、当時有名だった「美幸/びこう線(1985年廃止)」に乗れば、「行きは4人(途中で貸し切り)」「折り返しは5人」でした。
今はユースホステルもローカル線もほとんど消え・・・。
2030(31)年開業予定の「北海道新幹線の札幌延伸」で「長万部~小樽」間の在来線の廃止論争が起きています。
これだけにとどまらず、札幌までの新幹線と、小樽~旭川、札幌~千歳空港だけ残せば他は廃止すればいいという案まで出ています。
旅行者(特に若者/交通弱者)の移動手段はこれからますます限られそうです。
訪れた宿の数「50」のうち
廃業した数45
今も営業中5(うち休館中2)