三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 63 知っている場所に戻ればホッとする ロンドン イングランド イギリス 欧州 No.554

(昨年11月 国道45号線沿い 県境のへき地にもできたコインランドリー 最小サイズ?)

 

郵便の不在票が入っていたので再配達を依頼しようと思っていたら「ピ〜ンポ〜ン!」「いらっしゃたようなので〜(配達員)」、未経験の「依頼前の再配達」に驚くへき地県境民です。

 

今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

6月2日(月)

西ドイツの友人宅を出、ベルギーからドーバー海峡を渡りイギリス滞在38日目。

(地図と写真はグーグルマップより)

イングランドからスコットランドへ北上したあと南下、西部ウエールズからイングランド南西部経由でロンドンに戻ってきました。

 

4月下旬、到着時寒さ感じたロンドンも6月上旬ともなればだいぶ暖かくなりました。

風さえなければ上着1枚、あればもう一枚で済む陽気です。

"知っている場所(ロンドン)に戻ればホッとする”自分がいたのですが、それが”気のゆるみ”につながる=失敗することをずっとあとになってから思い知らされることになります。

 

日本人向け旅行社でパリ行の切符20.85ポンド(=5880円)と、郊外の町ウィンチェスター一日往復券4ポンド(1100円)=を購入し置いてあった朝日新聞を読めば、

(便せんメモより)「(おそらく巨人・野球の)水野君2勝目」

「選挙どうのこうの・パンダしっかり」などと書いてあったようです。

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipNgEJJFF1zzPwrwpj2K1ittqLkja5jAk9utgDi4=w408-h494-k-no

(ロンドン)

ソーホー(地図中央↓↓)(SOHO)の中華街で仏・独語辞書計2冊を格安(0.7十1.25ポンド=550円)で買えば、スーパーで「出前一丁・お茶漬けの素・豆腐(生)・しょうゆ1L1.3ポンド(=350円)等日本食が置いてあり仕入れることができました。

通貨単位は£/イギリスポンド(#ユーロ加盟国後離脱/現在はポンド)で1£=約270円

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)。

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipO8TkcnE7BdSZ_iC-uLsdD-GHWsP-KFwaf7EU0X=w408-h306-k-no

(ソーホー SOHO)

 

市内外見逃した場所は数々あれど、明日最後のイギリスでウィンチェスターという田舎まで日帰りするのはなぜだったのか・・・。

(メモより)「時(の経過)は速く、英語(の上達)は遅い」

「各国・国内地方で発音が違い、聞き取れないことが多く自己嫌悪に陥(おちい)る」

 

::: イギリスの交通費と滞在費(41日間) :::

交通費は割高は鉄道を避け割安な都市間急行バスを主に利用したため、その都度30回も切符を購入する(周遊券・パス等はない)手間はありましたが、3万円ほどでした。

交通費を除く滞在費はユースホステルと主に自炊をしたため、1日あたり3000円で済みました。

合計で12万円ほど。

 

その後も”自炊設備の有無”は、長旅での栄養確保を左右することになりました。

 

現在似たようなことにトライすれば、2倍3倍やそこらでは到底済まない費用がかかると思われ、つくづく恵まれた時期に行けたことを感謝するばかりです。

 

 つづく