三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 41 こんなところに国立鉄道博物館 ヨーク イングランド イギリス 欧州 No.532

10月にポスト投函されたタウンページ/県東版。

112ページの薄さに、かつて分厚い県央北版に「白黒四分の一枠」広告代月6万円を払い自営していた(*できていた)ことを思い出す、へき地県境民です。

おそらく使わないだろうと、さっそく紙袋(紙資源入れ)に・・・。

 

ビニール袋の中に一緒に入っていたチラシ(↑↑)

毎月のようにポスト投函され困惑する「県民共済」ここにも、、、(全労済の「無差別攻撃」も)。

 

今から37年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

5月11日(日)

西ドイツの友人宅を出、ベルギーからドーバー海峡を渡りイギリス滞在16日目。

イングランド北方の都市ヨーク(↓↓)ユースホステルに連泊し、向かうは街中にある国立鉄道博物館(無料)

本日は一日街歩きです。

5月中旬、まだ風が冷たい街で出会った2人の日本人男性としばし話をすれば、

(便せんメモより)「いろいろな境遇のようで」

はい、旅の目的は人それぞれです。

仕事を持つ邦人の方々はやっとの思いで休暇をとり、地方の鉄道博物館を見るためにロンドンから日帰りとか。

「疾風(はやて)のようにやって来て、疾風のように去っていく」。

仮面は付けてはいませんが、まるで中高年の方々に遠い記憶を呼び起こす、ヒーローのような素早い行動です。

 

(メモより)「(2人と)ブリットレイルパス(国鉄周遊券でさようなら」(*節約バックパッカーは買えない)

「列車は速く強かった(ロンドンまで3時間弱⇔バスなら倍かそれ以上?)」

 

そのあと、運よく見かけたのは”軍人さんの行進"。

陸軍と空軍の軍人さん15人が隊列を組んで行進し、後ろにはあの”バグパイプ軍団”が知っているようで知らない曲を奏でます。

あの、タータンチェックの”巻きスカート姿”と”独特の音”を間近に見聞きできたのはとても幸運でした。

さらにその後にぞろぞろ続く老若男女。

一般の方々ですがなんで~??

 

今は10時~17時と便利になった、年中無休の国立鉄道博物館も当時日曜日は14時半から(メモより)。

待ち構えたように入場すると、

「現物ばかり、それもSL中心に圧巻の品揃え」

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipNk81ASQdsISRCLC9ALYJVgnlNdEYTqbEczrMrA=w408-h306-k-no

300台の車両を展示する イギリス国立鉄道博物館 グーグルマップより)

 

「やたら古いものばかりで、1800年代の客車は長さ10m(今の半分かそれ以下)」

「お召列車もある」

日本の初代新幹線(0系)などに至っては、東方からよくもはるばる運んだものだと感心するばかり。

「人・人・人の中、2時間半も見てしまった・・・(*広い場所に300台の車両は見どころ満載です)」

もちろん国立なので無料なところがすごい!

大・大・大満足して宿に戻る鉄道ファンでした。

 

(メモより)「昨日、食料の仕入れに失敗したため、ユースホステルで1.9ポンド(=515円)の夕食をイギリス人団体バス2台の子供たちと食べる」

・マッシュルームスープ

・チーズフラン(いもチーズパイ*メインディッシュ)

・ふかしジャガイモ

コールスローサラダ

・デザート(アイスのロール巻き・みかん入り)

・紅茶かコーヒー(*コーヒーか紅茶ではなく紅茶かコーヒーです)

 

通貨単位は£/イギリスポンド(#ユーロ加盟国後離脱/現在はポンド)で1£=約270円

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)。

 

昨夕は”ソーセージがメイン”だったようで、(メモより)「メインらしいメインがないのであまり食べた気がしない」「デザート不要なのでいもチーズパイに代わり肉か魚を」

1か月近く不足する、肉や魚が恋しい節約旅行者でした。

 

 つづく