三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 40 イングランド 裏街道を行く イギリス 欧州 No.531

9月29日、カリフォルニア州のファーストフード従業員時給3000円に引き上げのニュースを見て、日本のビックマック450円~がいくらだろうど調べたら、カ州で5.11ドル/800円超えに思ったほど高くない??と頭が混乱する、へき地県境民です。

 

今から37年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

5月10日(土)

西ドイツの友人宅を出、ベルギーからドーバー海峡を渡りイギリス滞在15日目。

イングランド中央部から北部にかけて。

先日、ケンブリッジからのバスで寝過ごしてしまい、他社乗り換え地点グランサムで降りられず、終点ノッティンガムまで行ってしまったため、ユースホステルのある目的地リンカンにご縁はありませんでした(地図↓↓)。

 

イングランド中央部の中核都市ノッティンガムを20分遅れの11時に出発したバスは、ほとんど信号のない、これまた空いた一般道をぶっ飛ばします。

そこは大都市を避けた田舎道。

(便せんメモより)「菜の花平原、種を植えた平原」

「牛や羊は、先月起きた旧ソビエト連邦(現ウクライナ)のチェルノブイリ(現チェルノービリ)原発事故による放射能漏れの影響があるのか否かにかかわらず、”草を食べている”」

こちらも放射能が偏西風に乗り流れて来ているかどうかわかるはずもなく・・・。

それなり不安を抱えたまま旅は進みます。

バスは途中の町”ドンカスター”に停まっただけで、13時10分、2時間10分で目的地ヨークに到着。

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipNCv9hrHWfuzYC9qGQhhJSl7JA2XvgdNb-WEG3Q=w408-h273-k-no

イングランド北部の都市 ヨーク グーグルマップより)

(メモより)「城壁と教会の街 駅も街中」

「土曜日は人の群れを作り(*観光地ということか?)」

 

やっと探し当てた、ブリティッシュエクスプレス(バス)の切符を扱う旅行社のお嬢(さん)が言うには「エジンバラスコットランド行きの直通便はない。リーズ(地図↑↑)で他社線に乗り換えて」

ロンドンでもらったバスのパンフレットの地図には所狭しと線が引かれ(路線図)、安心したのはハイ誤りです。

(メモより)「ここは大英帝国である」

学習したのは、”路線図の本線ではない枝線は役に立たないこともある(誤りもある)”ということでした。

さらにこの旅行社は17時半には閉まり日曜は休み(*つまり日曜は切符を買えない

(メモより)「バスターミナルも切符売り場もない ここは大英帝国である」

 

重いリュックをかつぎながら30分歩くユースホステルまでの道のりで、肩の痛みはなかれど腰が痛くなったのは”歳のせい”ではなさそうでした。

 

::: イギリス白書 :::

・どうしてイギリスはコーヒーがま〇いのか(口に合わないの意)

現地人は紅茶ばかり飲むのでコーヒーの味覚が鈍い?

一説によれば、欧人の8割、日本人の3割、中国人の1割が味覚がよろしくないとか。

・TEXACOのガソリンスタンドはイギリスも多い

・表示:ガソリンはガロンとリッター

・表示:重さはポンドのみ

・表示:量はパイントとml

・信号不要のロータリー(円環道路)は街中から高速道路のインターチェンジまであり、停まった気がしない(*日本では渋滞が起きて無理?)

 

ユースホステルの受付を17時に済ませ街に食料を仕入れに行けば”皆閉店”。

(メモより)「今日は土曜日」

「宿に戻り”みそラーメン(★サッポロ一番)”を食う」

こんな粗食でこれから続く長旅が果たして持つのか?

体重減少と併せても当時は危機感を全く持たず、今では到底無理/当時の若者でもかなり無鉄砲?に思えるのは今だから。

 

宿のリビングスペースにあるテレビでは映画”WAR OF MIDWAY”(第二次世界大戦ミッドウェー海戦)をやっていて、変な感じ・変な気持ちでした。

(メモより)「ミッドウェー海戦なのになぜか広島が写っていて、実に新鮮」

現地テレビ初登場の日本でしたが、一度見ただけの欧米側からの戦争映画(英語)が理解できるわけもなく、そこは不完全燃焼だったかもしれません。

なんだかなぁでまた明日・・・。

 つづく