(岩手県 天然しめじ 白 10月中旬・ぬるっとコリコリの食感でした)
11月12日(日)、天気予報の雪マーク出現!に、うそだろうと思うへき地県境民です。
通常、この地での冬タイヤへの交換は12月です。
今から37年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。
「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。
5月13日(火)
西ドイツの友人宅を出、ベルギーからドーバー海峡を渡りイギリス滞在18日目。
イングランド北部から丸一日かかって着いたスコットランドの首都エディンバラ。
昨夜は幸い宿(ユースホステル)の夕食(1.8ポンド=490円)にありつき、
・スープ
・ポークの煮込み
・ゆでたにんじんといんげん
・チップス(フライドポテト)
・かんてんパン菓子
・コーヒー
でふ~(一息つくことができました)。
通貨単位は£/イギリスポンド(#ユーロ加盟国後離脱/現在はポンド)で1£=約270円
国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 。
35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑↑)。
大都市や有名都市の大型ユースホステルほど遭遇しやすいのが”団体さん”。
日本でも当時(かつて)はやった公共の宿泊施設”少年自然の家・青年自然の家”などの役割をユースホステルが果たしていたのかもしれません。
(便せんメモより)「またしても団体さん。独・英・仏、入れ替わり立ち代わり子供会はユースホステルを使う」
「なので、当然にぎやか・・(で済めばOKですが・・・)」
スコットランドユースホステル協会はイングランドから独立していて、1泊3.5ポンド(=950円)、9時半チェックアウトの14時インと決まっているので、宿ごとに確認する必要がなくとても便利でした。
(エディンバラ 下記文もグーグルマップより)
エディンバラはスコットランドの首都で、丘陵地にあるコンパクトな都市です。この街は中世の面影を残す旧市街とジョージ王朝時代に建設されたエレガントな新市街からなります。新市街には庭園や新古典主義様式の建物が立ち並びます。丘の上に佇むはエディンバラ城。
この日は街歩きをもくろむも、朝から”霧雲、時々突風”で、
(メモより)「5月中旬にして実に寒いのは突風のおかげです」
平地少ない”坂と谷の街”エディンバラ。
旧市街を歩けば整然としていない道に”放浪”するもそれもまた旅。
大橋の下に駅やら公園があり、
(メモより)「パチンコ屋と同じで、用もないのに立ち寄る駅は”インターシティー(都市間特急列車のようなもの・優等列車)”が到着5分後にロンドンまで折り返す」
「優等でも車両はぼろぼろ・排気口の網がひしゃげたディーゼル機関車が前後2両でやっとこさ引っ張っている”ディーゼル王国”」(*当時は電化が遅れていました)
有名なお城は2ポンド(=550円)、〇〇館は〇ポンドと(貧乏)旅行者泣かせ。
(エディンバラ城 入場料550円は今や公式サイトで4000円・・・)
対して国立で無料のナショナルギャラリーは絵の館。
宗教画・人物画が大半のなか、(メモより)「ゴッホやゴーギャンなども混じり、なにげなく展示されている」(*ここでも、手を伸ばせば届く距離なことに驚きましたが、これはごく普通のことでした。
昼ご飯はイタリア料理がランチ・2ポンド(=550円)で食べられるのを”節食”し、
・ミンチパイ(豚肉入りでパイの国だけありおいしい)0.35ポンド(=100円)
・たまごとマヨネーズのみのサラダ0.4ポンド(=110円)
・パン1個(0.06ポンド=18円)
で済ませる、まだまだ先の長い旅行者。
スーパーでの買い物は
・ビール/440ml・0.38ポンド=105円)
・牛乳(0.23ポンド=65円)
・きゅうり半本(0.29ポンド=80円)(*この値段でなぜ買ったのか?それともズッキーニのことか?)
・トマト2個(0.22ポンド=60円)
・マッシュルーム(0.11ポンド=30円)
・マーガリン(0.22ポンド=60円)
・肉10オンス(約280g・0.65ポンド=180円) 他。
午後になり回復気味の空模様なれど、やたら風が吹き寒さは続いていました。
(メモより)「街はまだコート姿で北海道はここにもあった」
「恐ろしいほどの風の中、それでも市民はベンチに座る」
さすが、ちょっとやそっとの雨では傘を差さない国民性でしょうか・・・。
「(スーパーで買った)ビール/440mlを飲めば、風が缶を倒してジャ~とやらかす」
外圧に”限界”を感じユースホステルに戻ればもう夕方です。
(メモより)「1か月以上お世話になったジーンズを洗面器で洗う」
宿で洗濯機を見かけることはまずなく、まして今や田舎(日本)でも見かけるコインランドリーなど便利なものは・・・。
今夜もイギリス人の団体さんがそのボリューム(=騒音)で存在感を示す中、久しぶりの自炊食(一応西洋料理)に物足りなさを覚えつつ、あれこれ物思いにふけているうちに夜も更けていきました。
つづく