三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 62 出発地 ノンストップバスはロンドンへ イングランド イギリス 欧州 No.553

(昨年11月 平地少ないリアス式海岸沿いの国道45号線 雑草がきれいに並ぶバス停 日に2・3本で乗り降りする人はさて何人・・・)

 

県央の実家の団地を巡回する「灯油販売車」のスピーカーから聞こえる「18リッター〜 2180円!」の値段ではとても買えない、、、(低所得者)。

なので、県北のガソリンスタンドの特売日に1782円と1728円でまとめ買いして、軽自動車でせっせと運ぶ、へき地県境民です。

 

今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

6月1日(日)

西ドイツの友人宅を出、ベルギーからドーバー海峡を渡りイギリス滞在37日目。

イングランド南西部の港湾都市プリマス(地図左下↓↓)から再びロンドンへ。

 

1986(昭和61)年6月の主な出来事(ウィキペディアより)

 

日曜日(休日)のロンドン行(バス)は9時半までない中、徒歩35分でコーチ(バス)ステーションへ到着するもなんと”オーバーブッキング!”。

3・4人乗れない中、幸いにも最後の座席を占めたのはアジア人バックパッカー(私)でした(汗)。

 

驚くことに、(便せんメモより)「バスは4時間半ノンストップロンドン・ヒースロー空港まで停まらない」

また、この時代に車内で映画が見れたようで、「期待していた映画はなんと(スコットランドの)アバディーンで見た”スタートレック2”で前の女性の長い髪がじゃましてよく見えない・・・。

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipPPhvxkx8OtPTngD6SonOuzDGRrbkHtRFN7U9vT=w408-h272-k-no

(途中の街 エクセター 地図↑↑と写真はグーグルマップより)

 

日本で旅行用に買ったポータブルカセットプレーヤー(当時はまだ高価で3万円・ウォークマンのようなやつ)でテープを聞きながら外に目をやれば、・そして

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipPuvvbLpZk4ykz_4lZeMkw7ZsSxsWsmTtxpbrjK=w426-h240-k-no

(途中の街 レディング 地図↑↑ 大学内にある田園生活博物館 無料)

 

(メモより)「いままでえらくかかった道のりがあっという間のハイウェイ」

時刻表に今度ばかりはウソはなく、9時半→13時半/ヒースロー空港→14時前、予定より早くロンドン・ビクトリアコーチステーション到着と相成りました(計4時間半)。

 

「街だ~」

拾ったテレホンカード(1通話分残っていた)で以前に滞在したアールズコートユースホステルに電話すれば一発OKで助かりました。

(先月滞在したアールズコートユースホステル 宿泊スタンプ)

 

ユースホステル午後3時に着いても”部屋に荷物を置けるのは5時以降”

(メモより)「周辺は前回の4泊で歩き回り、物価は高い」とくれば、おとなしく日記をつけたり荷物を整理したり・・。

 

*** 社会現象 ***

・”袋菓子(スナック菓子)” スーパーで13ペンス(=35円)のポテトチップス他、皆さんたくさんまとめ買い コーチ(バス)の車内販売もある、国民の好物

・”たかり(物乞い)” 少なくない ロンドン・ビクトリア駅で浮浪者にタバコ1本恵んだら、彼「コーヒー1杯おごってくれ」 

バックパッカー「知らん」

 

通貨単位は£/イギリスポンド(#ユーロ加盟国後離脱/現在はポンド)で1£=約270円

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)。

 

 つづく