三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 29 ロンドンの地下鉄は広すぎて イギリス 欧州 No.520

(X/元ツイッターのKamadaさんによれば、このところ、アメリカの定期預金の利息は5%台で人気とか/一例)

 

新幹線(左)が通ればもはや在来線に中長距離列車はいらず、かつて12両が停まったホームは今や2両か4両、その先にぺんぺん草が生え・・・東北線(↓↓東北本線とも)。

ここから分かれる枝線もかつての最長8両が2両に・・2つのローカル線の有り様に、わかっていても寂しさ感じる、へき地県境民です。

(貨物線のレールはそのまま・・45キロ速度制限の白い札が4枚)

今から37年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

4月29日(火)

西ドイツの友人宅を出、ベルギーからドーバー海峡を渡りイギリス滞在4日目。

かの国は”(昭和)天皇誕生日”です(*なぜ思い出したのか・・)。

本日もロンドンユースホステルに荷物を置いて街歩き。

(便せんメモより)「わっはっは 今日天気がいい」

この1か月の寒さと雨雲続きから”今日晴”に、思わず笑いが出たようです。

 

地下鉄駅で購入したのは「TRAVEL CARD ”2”ZONE」(5.6ポンド=1500円)なる1週間有効の切符です。

顔写真が必要で「セントラル・2・3a/3b/3c」とゾーンがあり、2ゾーンまで1週間乗り放題は旅行者にとって大変便利な一品。

ちなみに、すべてを網羅する「ALL ZONE 」は16ポンド(=4320円)でテニスの聖地ウィンブルドンは郊外、2ゾーン外でした。

 

通貨単位は£/イギリスポンド(#ユーロ加盟国後離脱/現在はポンド)で1£=約270円

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)。

 

さっそく乗ってみると、”バネのつり革”で1両に3つか4つあるドア()は”1枚か2枚”。

歴史を感じさせる”古い駅”や”木製エレベーター”も登場。

予想された深度がある”もぐら状”とそれに伴う長いエスカレーターばかりではなく、中央部で”地上に出る”ことも・・。

さらに郊外は地上に出て走ります。

 

(便せんメモより)「ふらっと降りた地上にも、名のある公園山とあり」

ちょうど”白と黄色のスイセン”が満開だったようです。

(メモより)「時折寄ってくる”金くれ”や”この子に何か恵んでくれ”がなければいい所」

 

地下鉄周遊券の”2ゾーン”を夕方まで乗っても”ちっとも回れない”ほどのエリアの広さ・・・。

鉄道ファンは”ゾーンの行けるところまで行き、途中で降りて周りを歩いてみる”一日になりました。

 

夕食は、

・肉入りチーズ揚げ 2個36ペンス(=108円)

・牛肉250g 0.78ペンス(=218円)を焼きましたが、

(メモより)「日本と同じ。豚の方がいい」(*なぜ牛より豚がよかったのか・・)

牛豚鳥は同じくらいの値段でした。

牛乳が今一つ高いので、スキムミルクセミスキムミルクと試してみれば、変な(慣れない)味だったようです。

 

(メモより)「本当は本日”1週間25ポンド(=6750円)の宿に変わる予定が、「地球の歩き方(旅雑誌)」で昨年春に載っていた宿の住所はうそで電話もない」(*などということも・・・・・)

ネットがない時代の宿探しや移動は、地図時刻表・パンフレット・ユースホステル宿案内などの”紙媒体”を見たり”(観光)案内所”や”旅で会った人”・”現地の人に聞く”のが主流でした。

このころは連日の大規模ユースホステルの”騒音”で”たまには静かにシングルに泊まりたい”と思い始め、、、。

 

::: 大陸と島の違い(*あくまで印象です) :::

・スカートをはいた女性がいる(大陸はほぼいない)

・女性は顔の彫りが浅く化粧は地味なので美人さんというよりはかわいい感じ

・服装は今一つ地味でたまにパンクを見る

・心なしか男性が紳士に見える

(*エレベーター等では”レディーファースト”なことを学び今でも実践しています)

・犬はあまりいない(それでも日本の比ではない)ので”○○ふんじゃった”の心配無用

・大都市を除けば、3・4・5階建てが少なく”出窓

・時速160キロ出る普通列車は手動扉だった、、、

 

 つづく

(なぜかロンドンで売っていたニューヨークの絵葉書)