三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

1986 昭和の東西ヨーロッパ行 14 国境の町から 小さな村まで Monschau/モンシャウ 西ドイツ 欧州 No.505

(今は使われない昭和の信号機/職員の通用口に/JR東海 身延線身延駅/山梨県 お盆にて)

お盆に都会の電車に乗れば、「前が詰まり速度を落としている」というアナウンスに懐かしさ覚え、ローカル線では詰まるほどの列車は前後にいないと思う、へき地県境民です。

 

今から37年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

4月14日(月)

西ドイツ西部、国境の街アーヘン(地図中央↓↓)からバスで40分小さな町ロエトゲン/レートゲンの友人アヒム宅に荷物を置いて、1週間の隣国ベルギー・ルクセンブルク訪問から戻った翌日。

アヒムのすすめで近くの南部”Monschau/モンシャウ”という小さな村に行ってみました。

Monschau/モンシャウは地図下(↓↓)、のんびり10時ロエトゲン発のバスで35分、5.4DM(ドイツマルク=432円)。

通貨単位はDM/ドイツマルク(#ユーロ加盟国は現在ユーロ€)で1DM=約80円

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)。

 

Monschau/モンシャウは西ドイツでは有名でも日本ではあまり知られない場所ですが、大自然に囲まれた小さな村で『アイフェル国立公園』(Nationalpark Eifel)の玄関口です。

Monschau/モンシャウというフランス語?を思わせる地名は、過去国内外で数々の戦いがあったことを教えてくれます。

現地(ドイツ)在住の方のブログ記事を紹介させていただきます。

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平日、あまり観光客がいない村をまわれば、さっそく目立つは高台にあるお城で村が一望できます。

(メモの便せんより)「こんな雨・雪がなければ・・(まだまだ寒い)」

城の一部は人気のユースホステルで是非宿泊試験してみたかったのですが、残念ながら日帰りです。

旅行中はカメラではなく脳でシャッターを切り(脳)裏に焼き付けようと、重い一眼レフカメラは持参せず、スケッチブックとボールペンで2時間の”下手の横好き(スケッチ)”・・・・・すればもう14時、腹の催促が来た~。

旧市街には”木組みの家”が並び、その”中世”を味わいながら入った喫茶店でコーヒーとパン2種類の昼食は6DM(ドイツマルク=480円)。

持ち帰り可能なコースター(↓↓)に村の地図が書いてありました。

(店で何回も使っているので状態はよくない)

(コースター裏:ドイツ語・フランス語・オランダ語・英語でしょうか?)

帰りのバスは”日曜のみ運行(平日で乗れない)”、次は”途中乗り換え”でしたが無事帰還・・・(17時)。
こちらだけでなく、バスは面白い走り方をすることにも気が付きました。

町の中へも”遠回り”して入ったりするので、”標識”の方向には走らず、時に”反対”に行くことも・・・。

 

このあと18時から”水泳(屋内プール)”に行く予定でしたが、帰ると多忙な家主アヒムは不在であれあれ~?どこどこ~??

彼が一軒家の下の階の住人にメッセージを預けたのを知ったのは18時半のことでした・・・(ありゃりゃ~)で田舎町の夜は更(ふ)けるのでした・・・・・。

 

 つづく