三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

全日空キャンペーンでかなった最終訪問 極地行 沖縄那覇 21終 もしも歴史が No.487

大戸屋さんのしまほっけ定食が東京1050円、ニューヨーク5835円(1$141.5円換算)なのを知り、N.Yに行くことはないかもと思う、へき地県境民です。

 

3月の全日空(航空券)の運賃均一バーゲンセールで訪れた、国内最終地、沖縄。

片道7000円+空港施設使用料500円強で往復15000円強。

”深夜零時発売開始”で早朝までに「1日1便」は埋まっていましたが、幸い「期間を工夫」でGW後に確保できました。

7泊する宿は「Booking com」の”本日の目玉”一人旅向きゲストハウス。

ドミトリー(2段ベットの大部屋)9500円からなぜかBooking comが値引き分を負担して8800円(1泊1260円)。

”安宿激戦地・那覇”ですが評判・実際はお値段以上。

 

当初は、ゆいレール(モノレール)の両端を歩き通す予定で、週末「てだこ浦西(浦添市)」~「旭橋」は歩いて戻ってきました。

ところが帰りはお土産(食料品)でリュックとショルダーバッグの肩が痛いほどになり、空港まで歩き通すことは断念(残念)〜。

残り4.3㎞・26,27度の太陽の元・・・。

所有する小型スーツケースを国内の旅で使ったことはありません。

(くねくねモノレールとは別の上のルートで宿から4.3m)

「旭橋」からゆいレール(モノレール)に乗れば、午前中の那覇空港行きはこの日(平日)も座れないほど混んでいます。

眼下に、歩いた道を左右に見ながら、乗り降りした駅のひとつひとつがいとおしい、と言ったら変でしょうか・・・。

帰宅後も駅ごとのチャイム(沖縄民謡メロディー)が断片的に頭に残り・・・19の駅名も全部覚えてしまいました。

 

空港で重い荷物を量りで確かめたら、7㎏と18㎏でサイズもおおむねOK、なれどやはり重い・・・。

7㎏のリュックひとつで広い空港ターミナル内を左に右に・・・・。

修学旅行生の皆様方はこの日もあちこちに、すごい数・・・・・。

通路に座る団体さん、、、。

上層階までエスカレーターで到達すれば、広い窓に見学スペースが広く取られ、展望するにはもってこい。

この日も遠くにフェリーで片道70分の渡嘉敷島が見えました。

混む様は写真の通り↓↓。写真以外のものも合わせると一体何機いるのでしょう・・・。

時折、航空自衛隊の”小さく見える戦闘機”が一機、また一機と続けて同じ滑走路に下りてくる様は圧巻です。

グーグルマップで調べた”割安な食堂”は両方とも両端にあり、次回は是非・・・。

行動日の昼に食べた”Cランチ(フライ/揚げ物)”はどうも共通の名前で、A・B・Cとあるのですね・・・。

 

同じ建物の国際線ターミナルは対照的に空いていて、この日は「仁川(インチョン)」「台北」「香港」便が複数発着予定でした。

どうりで、たくさんの韓国語・中国語(台湾語・広東語?)が市内の観光地で聞けたわけです。

 

時間があるので、気になっていた北方の”崎原グスク(城跡)”を見に行くことにしました(写真↓↓)。

徒歩10分もあれば・・・と思っていたら1階から出られない・・(工事中で閉鎖)。

出口まで降りては登りを3回ほど繰り返し4度目、国内線出口まで戻りやっと外へ(ふ〜)。

今日もたくさんのバスがひしめきながら”お出迎え”。

日差し感じる外を歩けば、そばをバスやら乗用車やらが何十台もの車列となって通過していきます・・・・・。

なかなか途切れることのない車列に、横断することままならず・・・。

と、見えてきた目の前の看板は「立ち入り禁止」工事中(写真↓↓)。

もう一つの方向から”チャレンジ”すれば、警備の方と後ろに自衛隊の入り口が・・・。

グスクにグーグルマップで訪れた方のコメントはありましたが、残念。

(写真奥の緑のあたりがグスク)

表道路の行き先表示板を見て「はっ!」としたのは「豊見城」。

そこには「とみしろ」ではなく「とみぐすく」と書いてありました。

過日訪れた「豊見城城跡」は「とみしろじょうあと」ではなく「とみぐすくぐすくあと」だったのです。

甲子園出場校「豊見城"とみしろ"高校」の記憶が大きいので調べてみると、中学校のみ「とみぐすく」で小学校とふたつの高校は「とみしろ」だとか、、、。

 

軽く汗ばみつつ、朝の残り食材で作ったサラダとスーパーで買った沖縄の総菜を旅客ターミナル内(目立たない場所)で食べながら・・・父方は土着の百姓、母方の祖母は青森出身で祖父の遠い先祖は滋賀県近江八幡市が発祥、自分は冬が苦手で夏が大好き・・・北なのに九州にご縁が多い・・・なぜか強烈にひかれるこの島・・・あれこれ想いを巡らしているうちに琴線に触れてしまい、目の前がぼやけたのはなぜなのか自分でもわかりませんでした。

 

展望スペースにあった「那覇空港からの運行区間と距離」(写真↓↓)を見れば、758㎞の鹿児島よりも台北(台湾)が近く、1058㎞の福岡よりも香港・上海が近く、1304㎞の大阪よりもソウルが近い(マニラ・フィリピンは大阪と同じ)・・・。

17世紀に薩摩藩の侵略を受けるまで独自の言語・文化を持っていた「琉球王国」。

今でも歌は耳にし企業名やスポーツ団体(プロバスケットボール等)名に「琉球」が使われているのは、どのような理由からなのでしょうか・・ズバリ愛されているからなのでしょうか・・・(そのあたりは”また今度訪れた時に”)。

もしも歴史が違う展開を見せていたら、南北に長い島国"日本列島"は”違った地図”になっていたのかもしれません。

今は”本土”とは別の多彩な文化を持つ魅力的な(魅惑の)南国とのご縁にただただ感謝するだけの自分。

 

行きと同じでほぼ満員の乗客を乗せ、白い頭だけの富士山を右手に見て順調に進むジェット機

北が近づくにつれ”一面に水を張った田んぼ(田植え前後)”が反射する風景になりきれいきれい〜。

それは(今度は海側でなく)山側からの着陸が終わるまで続きました。

すぐカウントできる数機が駐機する北のターミナル(写真↓↓)の静かな夕景は、多くの機体が行き交う南の島との違いを見せていました。

帰宅後、さっそく切ってみた石垣島産パイナップル(写真↓↓)。

8等分が食べやすい大きさで、小さいがゆえに(?)芯まで甘く食べられる、ありがたいお土産になりました(何個かは冷凍・それでも甘さはありました)。

市町村が41もある沖縄県

高齢の親を見送ったあかつきには・・再訪を強く心に誓い(それまで待てるかな?)。

次回も”格安航空券”を利用して、今度は”1か月”で島の中北部を、、。

ゆいレール(モノレール)は、また”一日乗車券”を買い、今度は”駅の周り歩き”を・・・などともう想はふくらむばかり、、、。

 

たくさんの食料品はパイナップルと共に、あちらこちらにおすそわけ・・。

そして、北の南とはあまりにも違う生活が戻ってきました。

 終