三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

全日空キャンペーンでかなった最終訪問 極地行 沖縄那覇 2 図書館から街の海へ ANA No.468

3月にあった全日空(航空券)のバーゲンセールで訪れた、国内最終訪問地、沖縄。

航空券は国内どこでも片道7000円+空港施設使用料500円強で往復15000円強。

”深夜零時発売開始”で「1日1便」はかなり埋まっていましたが、幸い「期間を工夫」でGW後に確保できました。

7泊する宿は「Booking com」の”本日の目玉”一人旅向きゲストハウス。

ドミトリー(2段ベットの大部屋)9500円からなぜかBooking comが値引き分を負担して8800円(1泊1260円)ほど。

那覇市は安宿激戦地”ですが評判はお値段以上。

宿は”ゆいレール(モノレール)”旭橋駅下車徒歩5分。

トイレとシャワー室のある共有スペースの窓から”緑あふれる市役所”が見える、申し分のない街中立地です。

昨夜は1階の共有スペース(写真↓↓・早朝で人がいない・隠れた場所に台所とテーブル・イスがあります)で初対面の方たちと有意義な時間を過ごすことができました。

イスラエル人にインドネシア人、ブラジル人など・・・外人さん7対日本人3ほどが思い思いの場所で過ごす中、邦人3人の方と”ご縁”がありました。

大阪南部から「スキューバダイビング」目的の方、千葉出身で沖縄で労働後東京へ戻るまでの方、愛知東部から1泊2日で来ている方、いずれも男性です。

あちこちの離島へ年に何度も「スキューバ」・・はすごい!

東京で半年後にはワーキングホリデーでオーストラリアへ・・稼げそう・・。

「1泊2日」は”気分転換”に・・はこれまたすごい!!、なんやかや相談相手をするうちに”徒歩15分・午前1時の吉野家牛丼”(本土と同じ安価、おごらました)。

なので寝不足気味の翌朝・・は御愛きょうなのでしょう。

昨夕、場所を教えてもらった”初めての地元スーパー”で「物価の高さ」に驚き、本日は少しでも条件のいいスーパーを探すことも目的です。

たまご・牛乳は300円以上、野菜や肉・くだものも、もやしは80円オーバー、パンもやばい・・。

近くのドンキ(ドン・キホーテ)はあちこちの棚ががらがら”欠品だらけ”で理由わからず、一方観光客向け商品は”利益しっかり(価格)”。

 

徒歩行初日。

まずは少しでも知識を入れて、と駅隣接の県立図書館へ(写真↓↓・モダンな外観)。

1階は那覇バスターミナルで高速バスを含む各方面への玄関です。

広い、複数言語のパンフレットが置かれた建物内の観光案内所で那覇市内の地図をもらいます。

随時広げて全体を俯瞰(ふかん)するために使い、細部はグーグルマップで。

県立図書館は市中心部の便利な場所。

木の温かみあるデザインと斜め配置・格子模様ありの広々とした空間に多くはない利用者で空いたスペース。

一方、北の県立図書館は市北部「地下鉄終点からバスで20~30分(HPより)」、無機質の大型艦のような現代的デザインですがその立地から利用者は限られそう・・・。

さて、と5階の郷土資料まで足を向けると貸出可・不可あわせて1万冊どころかかなりの量の本が島ごとに分けられびっくり。

8種の新聞はいかに島が広範囲にわたるかを示していて、内容の違いもたいへん興味深く拝見・・・(離島からは前日のもの)。

島の空港の保安検査員の時給1000円~、バス乗務員の基本給180000円。

観光地は潤っていそうなイメージですが、現場は厳しい、、。

さらに、海と空の時刻表がずらっと・・(載っています)。

”軍用地買取”の文字広告が10件もあったり・・。

訃報広告には20名以上が名を連ね・・(父・伯母・母・夫・長男とわかりやすい)。

 

旧石器時代・3万年前から始まり、12世紀グスク(城塞)で3勢力が争い、15世紀統一された琉球王朝の東南アジア大交易時代。

14世紀から、元・明が”進貢国(琉球)”の王を認めて使者をつかわす関係で、過日の「沖縄は中国のものだ」発言も、このあたりから来ているのでしょうか・・・。

17世紀、薩摩藩侵略後は江戸幕府に従い、参勤交代に片道約一年をかけ帯同、第二次世界大戦では本土決戦までの時間稼ぎで多大な犠牲を払い・・。

 

戦後は米軍の歴史で、毎年絶えずに何度も起こるトラブル。

1983年、金武町(米軍)キャンプから山火事、この年19件目って・・・。

米軍占領から日本復帰後も米軍の影響を受け続けている・・・200ページ超の大判・沖縄郷土史を読み終わる頃、とうにお昼を過ぎてしまい、のんびりしてたら2.3日は・・・(続きは次回の訪問で)。

このあと那覇市や近辺をうろうろするだけの身に、米軍を意識することはありませんでした。

 

足の調子を考え那覇市内唯一の海水浴場がある海へ・・(地図↑↑では”波上宮”のあたり)。

1週間続く片足(裏)の痛みは徐々に弱まるもまだ消えず、恐る恐る前へ前へ・・。

ここ1週間の予報では幸い気温低めの日が続くのですが、日が照れば強い照り返しを感じます。

亜熱帯の建物の造りは、ベランダに細かい穴を開けた風通しのよい格子模様が個性的。

多彩な色の建物に混じって今のマンション・ビルがあり、簡易なプレハブや木造と違いコンクリート製なのは台風対策なのでしょうか・・。

もし看板の「漢字」が「アルファベット」なら、東南アジアの他国と勘違いしそうなほど雰囲気が似ている・・・。

道路には多くの種類(個性)と清涼感ある「かりゆしウェア」姿の地元の方々がたくさん歩いています。

かっこいい〜。

 

50年たつ公園(写真↓↓)もきれいに管理されています。

かつて北で30年営んだ個人店隣の市の空き地の草刈が3年目も来なくて、3mを越えた草が敷地の駐車場に倒れるに至り、区役所を回り依頼してやっと・・・を繰り返し、とはずいぶん違うなぁ(実感)。

昼をとうに過ぎても都合よく飲食店は見つからず、目先にあった看板は昨日のスーパー(別の店)。

日ごろ弁当・総菜類はほとんど買わない生活も、ここらで・・。

レジ横にあったアルバイト・パート募集の文字はタイ語のようなへびにょろにょろで、聞いてみたらなんと「ネパール語」・・ネパール人限定の募集案内・・・。

さらに歩き続けた先、海辺に出ればあちこちにベンチがあり、利用者の散らかしていったごみは見ないようにして・・(17種類もの添加物にも目をつぶり・・・いただきます)。

「うちなータコライス弁当」の肉&チーズは◎でボリューム満点、ごちそうさまでした。

食べながらまわりを見れば、交通量ある国道58号線が海へせり出し、大音量の音楽とスキューバダイビング教室で数人が浜辺を泳ぐ、ここは街中の海。

(地図の)波上宮(神社)と市唯一の海水浴場はすぐ近くのようで、ならば海沿いを・・・(伝って行きます)。

 つづく