三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

YH ユースホステル 昭和宿の今 津和野ユースホステル 島根県 No.379

昭和40・50年代、旅する若者の間に君臨した宿、「ユースホステル」。
一時期1泊2食付2000円台でしたが時代が変わり下火になり・・・。
当時利用した宿のその後をたどってみると・・・。

今から40年前、昭和57(1982)年の3月 

学生が初めての海外一人旅で韓国を訪れた際、下関(山口県)から釜山(韓国)へ往復した帰りに立ち寄りました。

 

津和野ユースホステル山口県鹿足都津和野町)廃業

山口線 津和野駅下車 徒歩圏 

(宿泊すると、ユースホステルによっては写真のようなカードがもらえたり・・・会員証にセロテープで貼って折り畳み、アコーディオンのようになったカードを広げるのが楽しみでした)

(和紙でできています 裏面・さすがお寺さんがかかわるユースホステルだけあって「真理を語る」)

山陽本線・小郡(おごおり)から山口線に乗り、県境を越えた山の中にある「山陰の小京都・津和野」へ。

春まだ遠い3月10日。

鉄道ファンに有名な山口線のSL(C57・貴婦人)が走る山口線でしたが、もちろんその姿はなく(特定日のみ)。

山間の小さな盆地に広がる古い町並み。

流れるお堀に姿を見せる錦鯉。

そんな津和野を舞台にした(鉄道)ミステリー小説なども書かれています。

名所・旧跡や有名店は数々あれど、津和野城跡の広い敷地のベンチに寝ころび、しばらくの間古い街並みを眺めて過ごしたことが忘れられません。

忘れたころに2両編成のディーゼルカー気動車)がミニチュアで右から左へゆっくり移動していく・・・・・。

「歩いて回れる、コンパクトな街並み」はこの町に限らずおすすめです。

同じように「城跡の高台から眼下に広がる風景を眺めて過ごした」のは同じ山陰・米子城跡(米子市鳥取県)でした。

こちらは「市街地と中海(海です)」を望むことができました。

記録には「しばらくぶりの日本食。がっつきすぎて電車で気分を悪くする」。

何杯かごはんをおかわりした記憶、はっきりと。

その後の記憶もはっきりと・・・。

 

ユースホステルは法音寺の施設内に開設され閉館。

しばらく空き家でしたが、2016年リフォームされレストランが開店したようです。

 

訪れた宿の数「69」のうち

廃業した数61
今も営業中8(うち休館中2)