昭和40・50年代、旅する若者の間に君臨した宿、「ユースホステル」。
一時期1泊2食付2000円台でしたが時代が変わり下火になり・・・。
当時利用した宿のその後をたどってみると・・・。
今から40年前、昭和57(1982)年の3月
学生が初めての海外一人旅で韓国を訪れた際、下関(山口県)から釜山(韓国)へ往復した帰りに立ち寄りました。
山口線 津和野駅下車 徒歩圏
(宿泊すると、ユースホステルによっては写真のようなカードがもらえたり・・・会員証にセロテープで貼って折り畳み、アコーディオンのようになったカードを広げるのが楽しみでした)
(和紙でできています 裏面・さすがお寺さんがかかわるユースホステルだけあって「真理を語る」)
山陽本線・小郡(おごおり)から山口線に乗り、県境を越えた山の中にある「山陰の小京都・津和野」へ。
春まだ遠い3月10日。
鉄道ファンに有名な山口線のSL(C57・貴婦人)が走る山口線でしたが、もちろんその姿はなく(特定日のみ)。
山間の小さな盆地に広がる古い町並み。
流れるお堀に姿を見せる錦鯉。
そんな津和野を舞台にした(鉄道)ミステリー小説なども書かれています。
名所・旧跡や有名店は数々あれど、津和野城跡の広い敷地のベンチに寝ころび、しばらくの間古い街並みを眺めて過ごしたことが忘れられません。
忘れたころに2両編成のディーゼルカー(気動車)がミニチュアで右から左へゆっくり移動していく・・・・・。
「歩いて回れる、コンパクトな街並み」はこの町に限らずおすすめです。
同じように「城跡の高台から眼下に広がる風景を眺めて過ごした」のは同じ山陰・米子城跡(米子市・鳥取県)でした。
こちらは「市街地と中海(海です)」を望むことができました。
記録には「しばらくぶりの日本食。がっつきすぎて電車で気分を悪くする」。
何杯かごはんをおかわりした記憶、はっきりと。
その後の記憶もはっきりと・・・。
ユースホステルは法音寺の施設内に開設され閉館。
しばらく空き家でしたが、2016年リフォームされレストランが開店したようです。
訪れた宿の数「69」のうち
廃業した数61
今も営業中8(うち休館中2)