三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

YH ユースホステル 昭和宿の今 日南海岸ユースホステル 日南市 宮崎県 No.348

昭和40・50年代、旅する若者の間に君臨した宿、「ユースホステル」。
1時期1泊2食付2000円台でしたが時代が変わり下火になり・・・。
当時利用した宿のその後をたどってみると・・・。

 

今から42年前、昭和56(1981)年の夏休み 九州周遊券(21日間有効)を利用し南国へ・・・。

当時、周遊券は「周遊区間までの往復は普通(快速)列車が、周遊区間内は普通・急行列車自由席乗り放題」に「周遊区間内は特急自由席乗り放題」が加わりました。 

日南海岸ユースホステル(宮崎県 日南市)廃業

日南線 大堂津駅下車 徒歩20分 

大堂津駅は地図の下)

当時は国鉄特急・急行全盛時代。

ユースホステルと並行して夜行列車を利用でき、かなり費用を抑えることができました。

前夜、博多0時5分に出た夜行急行「かいもん(あの、開聞岳の名)」は6時間強かけ西鹿児島駅(現鹿児島中央駅)に到着。

乗り継ぐはずだった「特急にちりん」になぜか乗らず、ローカル線を乗り継ぐ一日となったようです。

そのヒントは、「夜行急行が”前日と同じ”」と書かれていて、つまり「同じ急行に2日続けて乗った」ということでした(な、アホなことを・・・)。

DE10という小型ディーゼル機関車にけん引された”木造客車”や、2両(編成)・2両・3両・2両(冷房があった!)とそれぞれ異なるディーゼルカー気動車)に乗り継いでユースホステルへ・・・。

沿線の有名観光地は「都井岬」です。

宮崎市からほど近い「鵜戸神宮」も・・・。

当時貧乏学生はバス代(500円✖2)や灯台入場料(50円)を払って訪れて、記憶に残るは正解だったようです。

真夏にて、日々のジュース代(100円単位)も欠かせなかった模様・・・。

 

宿代は2450円。

「テラスでの夕暮れディナーはえがった。

しかし、あの熱いお茶、なんとかしてほしい。

今日も真夏日

宿泊者数はなんと!99人(うち連泊者8人)!!

さすが真夏の観光地!でしたが宿は1999年閉鎖。

2000年に「日南海岸旅の宿猪崎鼻荘」となり2005年に閉鎖。

現在は民間業者が食堂を経営しています。

「猪崎鼻」や「飫肥(おび)城跡」のある飫肥の町はおすすめです。

 

訪れた宿の数「61」のうち

廃業した数54
今も営業中7(うち休館中2)