三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

三陸北上 内陸南下 8 八戸市 階上町 洋野町 青森  No.277

所用と旅を兼ねて北へ。
上の道(三陸自動車道)は使わずに、街中以外はガラガラの下の道(国道45号線)を走ります。

昼霧時々曇り
7月下旬、日中25度以下の夏(一応梅雨明けだとか)。

険しい断崖絶壁のリアス式海岸の高台から平地に下り、やっと海岸が見えるところまでやってきました。
車を停めて降りることのできる海岸があったので降りてみると・・・。
そこには年数を経た防潮堤が健在でした。


東日本大震災の際にしっかり役目を果たし、目立った損害がないのがすごい。

津波浸水域の想定マップ」は不定期に変更、「想定される高さ」も東日本大震災後10年でもう見直しがあり「今よりもっと高い」んだとか・・・。
建てたばかりの高台の新庁舎(町役場)まで浸水する・さてどうしましょう??だとか・・・・・(想定された方々・対応される各方面の方々、誠にご苦労様です)。

さて、肝心な海の方は「誰もいない海」。
どんよりとした海原に船影もなし。
砂地におっさんひとり・・・・・(戻ろう・・)。

洋野(ひろの)町から階上(はしかみ)町へ。
ついに青森県入りです。

八戸市が近づくにつれ、車の数が増してきて、立ち寄った海岸。
霧の中、草地にテントを張り休む親子の姿も・・・・・。

(建物はトイレ)

先ほどまでの霧から一転、暑い日差しが見えたのが、カモメたくさんの「蕪島(かぶしま)」です。
なんと泳げるスペースまであり、たくさんの車と人でにぎわっていました。
(遠くに蕪島と建物)

いたるところ(海岸)に人や車が来ていて、広い空地が駐車場(300円)なところも・・・。
すれ違う車も増え、久しぶりの都市部を感じる光景でした。

今夜は八戸市内のビジネスホテル。
7階から「JR八戸線が見え興奮!(鉄道ファンには高得点・高評価で1時間に上下1.5本=計3本、見まくりました)。

(2両編成のディーゼルカー

「複線(線路が2本)仕様の幅広の高架部分」に毎度2両のディーゼルカーカタンコトン。
おおざっぱに言えば、上下それぞれ2本のうちの1本は始発から4駅目が終点・短い区間のもので、終点久慈まで行くのは2時間に1本。
設計段階には複線の需要があったとすれば・・・この変わりよう・・・。

薄曇りに夕陽が差したのもつかの間、ディーゼルカーにヘッドライトがともる頃(この日何度目でしょう???)今度は深い海霧が薄闇をおおい始めました。

翌朝。
霧が薄くなったころ朝食付のありがたいごはんを8階のレストランで・・。
せんべい汁」はゴボウの出しが効いてうまい!
超小鉢の「いかそうめん」少々・・。
ジュースはリンゴで正解!いつもの(濃縮還元)とは違いさすが地元のおいしい味でした。
お客さんぱらぱらの、閑散とした広い会場から部屋に戻ればごう音とともに窓に延びてきたアームになになに??

アームを伸ばしたクレーン車を上から見るのことは珍しく、しばらく見ていると、上から下ろしたものは「足場」でした。
いつくかの足場を束ね「玉掛」して下ろしていました。

免許が必要な「玉掛け作業」。
高校のアルバイトでマンションの建設現場に行ったときのことを思い出しました。
肩にかついでパイプを運ぶ中、9階か10階建てだったか、上から資材が落ちてとんでもない音を立て飛び散り・・・(玉掛けした本人はさすがに青ざめていました)。

のんびり部屋で過ごしたあとは、もうちょっとだけ北上が待っていました。
これから先は「」と「内湾」と。
本日、雲は取れるのか?
北でもさすがに暑くなるのか??

ぼちぼちです。