三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 139 来てみたら 観光地 ユトランド半島 デンマーク No.630

(6月 隣県の見事な麦畑 このあとビールになるのか?何になるのか?)

 

市の広報誌に載っていた「ごみの分別ワンポイント」で、(石油)ファンヒーターは市のごみ袋に入れば月1回の「燃やせないごみ」入らない大型は「粗大ごみ」、15キロ先の処分場持込み(処分料330円)、で大型が2台あったことを思い出すへき地県境民です。

 

今から38年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。

 

8月14日(木)

デンマーク滞在2日目。

フランススイスオーストリアから北上、ドイツからデンマークへ。

(地図はグーグルマップ・一部写真と文はCopilotより)

 

ドイツ北部から突き出てデンマークにつながるユトランド半島(地図↓↓)。

フレゼレシア地図↓↓・デンマーク”デ”あたり)の”台所付ユースホステル”で久しぶりに”パンと飲み物以外の朝食”を自炊で食べられたのは幸いでした。

 

"連泊"で重い荷物から開放されたバックパッカーは、ユトランド半島を1日だけ巡ってみました。

魚屋さんを途中に見ながら駅まで歩く道は平たんなので楽々です。

ドイツでは「沿岸に面した北部を除き内陸部ではあまり魚は食べない(*おそらく習慣)」と友人に言われ、街であまり目にすることがなかったのとは大違いです。

今までと違い、やっと””が身近なものになってきた(*魚が食べられる!)予感・・・。

9時45分。

北欧4か国の中では最大の規模を誇る濃赤/ワイン色デンマーク国鉄(DSB)に乗り、ユトランド半島の西の果てエスビアウ(地図↑↑・左)の町を目指してみました。

2両のディーゼルカーの内部は薄茶色で、自転車や大きな荷物も積める造り。

(便せんメモより)「デザイン抜群! シートはふかふか!!」

今までの列車の中では”ピカ一”だったようです。

https://pbs.twimg.com/media/D4P8gb_WsAAN9gK.jpg:large

(現在の首都コペンハーゲンの列車 ママチャリ/自転車での移動もラクラク 「列車やバス(は折りたたみ自転車)に乗せられる/乗せられない、の心配がない」)

 

2両のディーゼルカーはひたすら平地を西へ西へ・・・。

高低差のほとんどない平地の直線ならば、時速120㎞を出すことは容易そうでした。

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipN_0dGOzMAHBLizjEFCty4ao9I_souOa0NhhaE=w426-h240-k-no

(平地の沿線)

 

時間が来れば「黙って発車」する他国と違い、日本のように「発車のベル/アラーム」が鳴るデンマーク国鉄(DSB)

都市部を除く北海道のように駅間が長く、あたりまえのようにいる女性の車掌さんが車両を行ったり来たり・・・(*当時国鉄時代は国鉄マンばかりでウーマンは少なかった)。

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipMG11PF_UEKupha4o0hZquM3dyO4AT3m5lH5H2K=w408-h306-k-no

(途中の駅 )

 

駅構内に”ラッセ/雪かきがついているディーゼルカー”を発見すれば、北欧4か国に含まれるこの国の冬の積雪具合がわかります。

 

ドイツでも多かったのですが、喫煙車にもかかわらず灰皿がない」ので、「吸い殻はごみ箱に捨てる」というようなことが起こります。

テルマン時代にドイツ人やデンマーク人のお客様でそのような(客室にある灰皿に捨てずにごみ箱に捨てる)ことをする方がいた理由にやっと納得がいきました。

 

11時2分に着いたエスビアウユトランド半島西部最大の港町です。

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipPf2mkI38q-xaKCzJq9D7_K4Iag1V2vF8aptOdD=w408-h270-k-no

(北海に面した南デンマークの港町 エスビアウ/エスビャウ/エスビェア 3通りの読み方が・・)

 

駅周辺をぶらつけば遠くに工場の煙突も見える、観光地ではないがゆえに普段着のデンマークを見ることができる田舎町という感じでした。

商店街もありましたが、ガラス越しに見る限りでは”やはり高い(物価)・・・”。

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipP3342vVBYA4wnDt4BUWobJIcJoim2_QU6k54On=w408-h306-k-no

エスビアウの隣町)

 

帰り際、エスビアウの南隣の街リーベに立ち寄れば、予想外なことにこの地は観光地だったようで、国内の観光客を乗せたバスが通る中デンマーク人観光客がおおぜい歩いていました。

(メモより)「小さな街は来てみるまでわからない」

 

旧市街なのか、川を隔ててくねった道沿いに古い建物が並んでいて、ユースホステルまでがいい感じで佇(たたず)んでいました(*連泊したので残念なことに泊まれません)。

 

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エスビアウの隣町 リーベ 大聖堂とお約束の”石畳”)

 

(メモより)「ドイツでハンドブックを買い損ねたのが響いている」

 

「歴史博物館に美術館、バードウォッチングエリアまである」(*日本で言えば県庁所在地にあたる)街はその後の2007年、”行政改革”とやらでエスビアウ市に編入

人口減少はやはりこの国も例外ではないようです。

 

## おなじみのマクドナルド ##

ハンバーガー 9クローネ・225円

・コーヒー 6.25クローネ・155円

日本ではこの時期「サンキューセット(390円)」などの新製品が登場し、価格変動があったようです。

 

通貨単位はデンマーククローネ(Dkrで1クローネ=約25円(*現在もクローネ)

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)

 

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipPTSFuctfGtH_vzUImGJG3JnWsZSNETjTHvxH8-=w408-h272-k-no

(評判のよさげなバードウォッチングスポット/景勝地

 

 つづく