三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 48 5月の嵐 スカイ島 スコットランド イギリス 欧州 No.539

岩手県北上市/スーパーオセン/今だ250円+税=270円の弁当/食べごたえありですが、コロナよりもずっと前から変わらない低価格になんだかなぁ~と心配する低所得へき地県境民です)

 

今から37年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

5月18日(日)

西ドイツの友人宅を出、ベルギーからドーバー海峡を渡りイギリス滞在23日目。

北部スコットランド西部の島スカイ島にいます。

スカイ島の中心地は美しい港を持つポートリー(地図↓↓)

昨夜、ヒッチハイクした車から島に降り立った時から”この島も(先ほどの山と湖に続き)すごい!”という印象を受けたようです。

(便せんメモより)「自然の芸術は爆弾だ!」(*”爆発”の意)

スカイ島の特徴を調べると、

・壮大な風景と険しい山岳地形

ゲール語を話す人が多く

・厳格に安息日を遵守する

・豊かな野生生物と文化遺産 

などがあげられます。

https://www.bing.com/th?id=OSK.HERO2yAuBUviv9KjpkAbG2NAFlYEyTcHe94T4UcqVW9mcLc&pid=cdx&w=320&h=189&c=7

スコットランド スカイ島 グーグルマップより)

 

朝ガバッと目覚めれば残念ながら天気予報は的中、外は嵐/「あらし!」でした。

海は冬と見間違うかのような紺碧一色。

こんなことなら昨夜ユースホステルへ向かう途中で見たカモメや、えさを見て岸に上がった白鳥と戯(たわむ)れておけばよかったか・・・。

 

昨夜連泊の手続きをしてしまったので、金曜と日曜のみ運行の大都市グラスゴー(地図↑↑)行夜行バスの利用もかなわずでしたが、それはそれでよしと・・・。

それ(連泊)なのに、10時半に一度チェックアウト(義務)が課せられ、ならば美しい港を持つ中心地ポートリー(地図↓↓)へと向かおうとするも、時刻表もバス停もない!(島で2番目の村なのに・・)

スカイ島の入り口 カイル・オブ・ロカルシュ 宿のあるブロードフォード

 

ならばヒッチハイクかと挑戦すること1時間あまり。

やはり風雨で車は止まらず、台風も止まず。

 

戻れば幸運にもユースホステルは開いていて(*受付は17時)、”残留組”は15人。

やる事と言えば、絵葉書をしたためたり予定を立てたり・・・。

午後3時、外に変化なく遠くも見えず・・・。

(メモより)「実に残念 ビュービュビューゴーゴー 店も休みの日曜日」

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipN8mEeQR6br5Lcs3yglELzC8zxZNS3DAIBhykEd=w426-h240-k-no

ユースホステルのあるブロードフォード グーグルマップより)

 

状況は夜になっても朝とまったく変わず、

(メモより)「横殴りの風雨がガラスに当たり滴り落ちる」

 

** スカイ旅情 **

荒れ来る波と暴れる風に

成せばならない 北海小島

男のため息 酒は無し

泣いてくれるな沖カモメ

明日はいずこかさすらいの

呑気(のんき)なやつさ 異邦人

 

などとおバカな歌でも作詞して歌いたくなる一日でした。

 

* ユースホステル どっちもどっち *

規模   利用者   当たりはずれ 

こっち 大きい  20代30代・たまに家族連れ・団体・老人も  皆同じ   

日本  大小あり 10代・大学生が上限           大いにあり

 

門限 付属設備  宿泊スタンプ  予約

こっち 23時~ テレビ室・居間等 でかい!    不要 

日本 早い 集会室 小さい 当日でもいる(飛び込みは✖)

 

・日本と違い”無職人”も多く、年中利用が絶えないのでつぶれず、夏は雑魚寝?

・好き勝手に外出OK

・自炊設備のあるところが多く、安く利用できる

・中央が沈むベットが多い

・大きい毛布がずり落ちる(*別名:風邪の素)

・ほぼ風呂がない(★シャワーのみ)

・日本にあるような漫画(コミック)は置いていない

・20人部屋など大部屋が多い(*音は当然・・・)

 

日本と違い”思い出は自分で作れ”という印象でした。

 

*** ユースホステルで見かけた、バックパッカーの不思議 ***

国旗がぱっと見似ている、オーストラリアとニュージーランドの方々はなぜリュック(バックパック)に国旗を縫い付けているのか?

2か国民にとって確かに”ルーツ”はこの国(大英帝国)ですが、なぜかこの2か国ばかりが目立ちました。

 

(スカイ島 ブロードフォードユースホステル 宿泊スタンプ/国内ユースホステルの補充カードに)

 

 つづく