三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

昭和の東西ヨーロッパ行 19 西ドイツ国境の町 ちょこっと隣国 オランダ 週末 無名の地は 欧州 No.510

お盆明け、34年ぶりの横浜線の駅で朝6時台の通勤ラッシュ/人の波に戸惑う、へき地県境民です。

 

今から37年前の1986(昭和61)年、転職直後の離職で幸運にも実現した長旅。

「旅と鉄道好きが一生に一度多くの国を訪れる」条件に合致したのは、当時東西に分かれていたヨーロッパでした。 

 

4月19日(土)

西ドイツ西部、国境の町の友人宅に荷物を置いて、1週間の隣国オランダ訪問3日目。

この日は「7日間有効の国内周遊券」でさっそくローカル線日帰りの旅・・。

目的地はアムステルダム北方、グローニンゲンと読んでしまいそうな町、Groningen/フローニンゲン(↑↑・↓↓)です(*おそらく英語読みはグロニンゲン)。

内陸部は平地平野の、同じような景色広がる国内を無名の地へ・・・。

(メモの便せんより)「アムステルダム中央発、I.C(インターシティ優等列車)は30分でお客さんが皆降りるので乗り換えのよう 案の定”フローニンゲン行・レーワルデン行(地図↑↑)”が向かいのホームで待っている」

「乗ったが、どちら行きか車両に表示がない!(まあ”隣同志”なので・・)」

「地図を見ているうちにフローニンゲン経由レーワルデン行と判明」

 

計3時間近くかかって着いたフローニンゲンの町は”駅前工事”で全然見えず・・(なので降りず)、そのまま2両のディーゼルカーで平原をブンブン飛ばす(時速100~120㎞)こと50分、レーワルデンへ。

https://lh5.googleusercontent.com/p/AF1QipPPxzZJr2psOnilgU4g2n5rrchszJYhxy5pEceX=w408-h466-k-no

(最近のレーワルデン・グーグルマップより)

(メモより)「街はがらんどうだった」のは”週末”だったからです。

日本と違い土日は商店も休みで、開いているところはほとんどありませんでした。

なので”昼食”はいつも頭に入れておかないと”食べ損ねる”可能性があることを、この後の国でも思い知らされます。

(なのにどこで買ったのか?)

(メモより)「リンゴを買ったら4Fr(ギルダー=320円)で13個も来てしまった」

「本日は4個食べた”青りんご”」(きっとお昼ご飯だったのでしょう)

 

通貨単位はFr/オランダギルダー(#ユーロ加盟国は現在ユーロ€)で1Fr=約78円

国税庁発表の統計によると、1986年(昭和61年)の平均年収は386万円 

35年後、2021年(令和3年)は443万円で約15%上昇(約13%低い↑)。

 

「南下する帰りも平原に羊散らばる景色が果てしなく続く(農業・酪農王国)」

2時間弱でアムステルダムお隣、第4の街ユトレヒト(地図中央↓↓)に着けば、田舎とは反対に「駅ビル・市場に人だかりでごちゃごちゃ」、都市部は違う・・。

1FR(ギルダー=78円/他のは1.25Fr=95円)を自販機に入れて買った”コロッケ”。

(メモより)「味は変わっていて辛い!(他の安価な食べものと比較して)安くはないけれど、手軽に食べられる”駅の味”」

 

夕刻、ドイツから来た”I.C(インターシティ/優等列車)"でアムステルダム(中央駅)へ・・。

中央駅から宿まで距離があるので、日替わりで違う道をブラブラ歩くのもまたおつなものでした。

 

***街中ウォッチングでの気づき***

・自販機のコーヒーがうまい

・スーパーの入り口は”回転式”(万引き対策)で一人ずつ回りながら入場~

・ドロボーやひったくりが多い「イェーイ!のノリ」(で来られたらたまらない)

 

 つづく