三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

梅雨が来る前に もう一度あの場所へ6 山キャンプ 裏山温泉街 昭和 No.470-A

6月上旬。

思い立って出かけたソロ(ボッチ)キャンプ。

裏山越えで山道を下った先、旅館の玄関先を抜け表まで出ると、そこは古い温泉街。

狭い坂道を降りた先が入り口のバス停、終点です。

平成になる頃廃業した宿がこの日もドーン!とお出迎え(写真↓↓)。

近づいてみれば30年以上たった建物1階のガラスがあちこち割れ、中の備品が丸見えとは、、、、。

 

バスは一日8往復(土日祝日7往復)。

やがて空気を乗せて来たバスは、空気を乗せて去っていく、、、。

(大型バス待合室)

15軒もない温泉街の坂道を今一度登り建物が切れるまで進んで行き、途中の小さな温泉神社で(チャリン〜)パンパン〜。

ネットで調べた日帰り温泉情報、実際はカーテンのかかった所複数、扉が開いている(開閉ができる)と思いきや「午後3時から営業」の立て札が中の正面にド〜ン!

ガラス窓に「本日は日帰りは受け付けません(もしかして”本日も”かも)」の張り紙の所はまだましだったのか・・・。

結局、日帰り看板のある所は一か所と日帰り専門の施設のみでしたが、それでも500円近辺の値段はこのご時世格安かもしれません。

あとで温泉街をよく知る方に話を聞くと、足湯や共同駐車場を提案すれど反応鈍く、どうやら「活性化」には無縁?で、「静かにフェードアウト」するパターンではないかと。

4分の一かそれ以上閉館した建物が道路の両側を占め、朽ち果てた建物と敷地は(当然)進入禁止で、観光客が一時駐車する場所は温泉街になさそうです。

あるのは各旅館の専用駐車場のみで、散策もままならない感じ。

それでも宿の車が軽自動車よりは普通乗用車が並んでいるのを見ると、まだまだ余力はあるのかもしれません。

 

「昭和レトロ感」漂う小さな温泉街からは平地をてくてく、、、。

時折往来する車にお互い気遣いながら進むと(歩道はありません)、目の前に大きな建物が。

むむ!温泉病院はいつの間に閉院、、、。

それなら、周辺に民家や建物のない元病院向かいのバス停はこの有り様、中にごみ、、(写真↓↓)。

なんとも痛々しい光景です。

(さらに雑草に埋もれるバス停)

この先、前回なぜか寄ることがなかった「滝」の案内板があるのでさっそく河原に降りてみると、森のくまさんはここにも出るようで、「鐘を鳴らせ(日本語、中国語)」の看板がこの先いくつも、、、(鈴もいくつも)。

鐘を鳴らさず、そろりそろり、、、(差足忍び足)。

山と同じ感じ、耳を研ぎ澄ませながら滝まで進みます。

 つづく