三陸 海 旅 つれづれなるまま

三陸沿岸 へき地移住者の暮し 旅の話など

県をまたいで「移住情報」見てみれば・・違いが・・ 岩手県陸前高田市 4 終 No.441

たまに途切れることもある「ユーチューブ」。

CMが途中で止まれば、再開までじっと待つ”県境民”です。

へき地ではパソコンもスマホも、この”ハンディ”を自覚しながらの生活です。

先日、「今後の生活や仕事のヒント」を得に、県をまたいで隣県の陸前高田市市役所へ・・・。

市役所でいただいた移住者向け資料「暮らしの手引き」。

移住を検討する方・移住した方向けに、「地域の基本情報」から「移住までのステップ・移住後のくらし」「仕事」「子育て」に関する案内が、こんなことまで!書かれています。 

 

「買い物」場所は、スーパー5(箇所)、コンビニ10、産直3、ホームセンター3、ドラッグストア6、と、数が多くない分シンプルでわかりやすい!(地図内に収まります)

#生活圏は車で30分程度の両隣の市も含み、「家電や衣料量販店」「ファーストフード店」はお隣へ・・。

2万人を切った人口ですが、飲食店は60以上あるようです。

ライフライン」は電気・プロパンガス(高い)・上下水道からくみ取りまで、連絡先と共に・・。

「ゴミの出し方」は「燃えるごみ」は週2回、それ以外は月1回なので、空き缶等夏場のにおい対策が必要かも。

#ごみ袋に名前を書く文化、があるそうです。

清掃センターへの「持ち込み」は20㎏まで無料(それ以上の値段は?)。

「災害時の対応」のハザードマップ・避難所はQRコードでわかります。

情報発信が市HP・SNSQRコード)・広報・メール・無線等で届くさまが、図解でわかりやすい!

 

「医療のこと」は病院・医療費給付が地図で一目でわかります(#産婦人科や救急は隣市へ)。

消防団について」はシステムから移住者・団員、それぞれの声まで載っています。

「子どもがいたら」は「産前から高校まで」に必要な情報がばっちり載っています。

相談・検査・教室・支援・手当まで・・。

児童数は多くはないので今後統廃合が進む予感・・・。

高校は1、隣市2、隣町1。

「お葬式について」は地域によりさまざまな風習が・・。

「香典の目安」は「ほとんで会わないご近所さん」「たまに会うご近所さん」「親しいご近所さん」等3000円程度から親戚1~3万円、と書いてありますが、「会ったことのない人」でも必要だったり(体験済)、「聞く」に限ります。

「生活費シュミレーション」によれば、一人暮らし・手取り16万円の場合、支出は96500円で63500円余る設定(一例)ですが、だいぶ個人差はありそうです(医療・保険・車両代・暖房費などは含まれず)。

#おすそ分けが多いので食費はそれほどかからない(#お返しは必要)。

娯楽が少なく、家飲みが多いので費用は抑えられるとも。

 

手引きは2021年発行、22年第二版発行なので毎年見直しがあると思われます。

この1冊があれば、事前&事後知識が充分に得られ不安も解消、不明な点は気軽に聞けそうです。

そんな、やる気満載の市も、2015年に19758人だった人口は、今から22年後の2045年には8272人減り11486人(15年比41.9%減)という試算が・・。

どうにもあがなうことができない(?)としても、日々の生活は続きます。

 

秋、半島で10月に開催される(予定)「4年ぶりの漁協まつり」。

もし実現すれば2度目になる訪問、とても楽しみにしています。

(コロナ前には戻らず、値上げはあるでしょうが)

勢いよく水を吐き出しびっくりした「貝付きホタテ(大)150円」(以前)

ビニールプールを直線的に泳ぎまわる「さけ1匹500円」(以前)

近年、海の事情がだいぶ変わってきていますが、内容変更があっても楽しい「お祭り」です。

(写真は植林し直された高田の松原、海へと続く道)

(砂浜で大理石がお出迎え)